SSブログ

ごしんぼく・・・ [巨木・記念木・気になる木]

061023shichikakugawa&keyaki.jpg

 昨日、今日と天気がよくありませんでした。
時折、強い雨が降ったりしましたが、
それでも日中は、少し明るくなりましたので、
七覚川の畔に足を伸ばしました。

 七覚川(しちかくがわ)。聞き覚えありませんか。
6月12日の「つぶやき・・・」という記事で、一度、紹介しています。

 この写真の七覚川左岸は、中央市の高部地区で、合併前は豊富村といいました。
その高部地区のランドマークとなる、大きなケヤキの木が
画面右手に、高く樹立しています。

061023shinboku2.jpg

 この大ケヤキの根本に、平成4年に旧豊富村の文化財(天然記念物)
に指定されたときの説明が、標柱として立てられています。
ちょっと、その説明文を読んでみましょう。

  樹種はニレ科ケヤキで、幹下3メートルは堤防改修時に埋没し、根回りは不明。
  目通り幹囲5.80メートル、樹高33.00メートル。郷人の石尊神の
  御神木として尊崇され、今日までその歴史を伝えている。


 ここに出てくる“石尊神”は、相模の大山の神で、雨乞いや火伏せなどの
現世利益が期待され、山梨でも峡東地方を中心に、広く信仰されてきました。
そうした地域では、“石尊大権現”などの神号を刻んだ石碑を建てて
夏に盛大な祭典を開いたりするかたちで、今日まで伝わっています。

 ここ高部地区では、この大ケヤキが、石尊さんが宿る神木と信じられて、
大切にされてきているようです。

 ところで、この御神木に宿る石尊さんも、今月は、出雲にお出かけになって
いるのでしょうか・・・。


[補記:画像データと記事リンクの再設定をおこないました 2023.11.9]
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。