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こうよう・きんし [地域の小さな歴史]

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 先日訪れた「シルクの里」の一角に、
浅利与一の層塔とよばれる旧跡があり、層塔自体は県指定文化財となっています。
写真は、そこを少し横から写したものです。
 今回の話題は、浅利与一に直接絡むものではなく、
手前の杉木立のとなりにひっそりと立つ石碑についてであります。

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 縦書きで2行にわたって、「明治三十五年三月、旧甲陽勤士
飯室真明謹建」とあり、二行目の下には石工の名が続いています。
 つまり、この石碑は、今を去ること百年以上前の
明治35年(1902)に飯室真明さんによって建てられたというものです。
この石碑っていったい何なのでしょうか。

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 実は、先ほどまで見ていたのは、石碑の裏面であり、
正面に回ると、こんなふうでありました。
いわく、「神霊萬古存」と。
きっと、浅利氏の旧跡に佇んだときの想いをこの石碑に託したのでないかな、
と想像されます。
 で、次には、飯室真明さんとは、どんなお方なのかが気になるところですが、
とりあえずは、その方の肩書き「旧甲陽勤士」という文字が注目されました。
というか、このことを真正面に取り上げたかったのです。
明治も35年という頃にもなって、まだ「旧甲陽勤士」となのる強者がいたのでと・・・。
このお方、幕府時代に甲府勤番に列していたお方のようです。
いまは、すぐ資料が出てこないのでだめですが、そのうちに何とか・・・。
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