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KPS2002と08-32U [鉄道・電気機関車]

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 前回に引き続き、JR中央線酒折駅の辺りで拾った話題です。
写真は、北側のお寺さんの近くから、駅の方向を見ていますが、
逆光の中で不明瞭ながら、2つの特殊車両が写っています。
東側(向かって左側)から見ていきましょう。

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 その全体像は、こんなんでした。
これでも、あまりよくわかりませんね。
状況的に近づけなかったので・・・。
酒折駅北口広場の整備工事が行われていて・・・。

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 車体に「KPS2002」と書かれています。
これは以前にも紹介したマルチプル・タイタンパー(MTT)のお仲間のようです。

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 その機種番号のお隣に、このようなマークが・・・。
これについては、後でふれます。

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 この特殊車両、すなわちKPS2002の向かって右端の状況です。
保線にかかわる仕事を進める装置が、ごちゃごちゃ付いています。

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 お次は、西側の方の特殊車両です。
こちらも、このままでは、よくわかりませんので、
この後、細切れに観察していきます。

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 こちらの車両の左端の方を見てますが、「TOTETSU」の文字が
はっきり読めますが、これって何なんでしょうか。
ネットで検索してみたところ、「東鉄工業株式会社」のことなんだとわかりました。
それで、ついでにその会社の概要を知りたくて、そこのHPにいったところ、
「鉄道専門技術の特性を活かした総合建設業です」との説明がありました。
いくつかの業務展開の筆頭に「線路事業」があり、各地の鉄道の線路の修繕や
レール交換などを請け負っているとのことでした。
同社では、MTT(マルチプル・タイタンパー)だけでも
16台(2008/3月現在)も保有しているそうです。

090221mtt0832u03.jpg

 このTOTETSUさんのMTTも、あのPlasser&Theurer社の製品でした。
1つ前の写真に写っていた「08-32U」という番号は、
Plasser&Theurer社製のMTTの1機種としての型番なのでした。

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 そしてまたこのマーク・・・。
実は、このロゴマークは、TOTETSUさんのロゴマークでありました。
でも、よく見ると、マークの下に、薄く消し残っているJRのロゴが見えますね。
ということは、元々は、JRの保有するMTTだったようです。
いろいろ調べてみると、JR東日本も、以前は自社で線路の補修を行っていたそうですが、
いまではそうした仕事はアウトソーシング・・・だそうで、
そこにTOTETSUのような会社が活躍する場が生まれ、
そのTOTETSUのMTTが働いているのですが、
そうした流れの中で、JRのMTTの払い下げがあったのだと思われます。

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 はじめに見たKSP2002にも、同じロゴマークがあり、やはりその下に薄く
JRのロゴが確認できましたが、そのKPS2002のごちゃごちゃした部分に
小さいながらも、そのまんまのJRロゴが見られたのは、少しおかしかったです。

 最後に、お断りですが、あくまでもてっちゃんではありません。
そうした機材を観察することを通じて、世の中のいろいろなことがわかるなあ・・・
という、個人的な覚え書きなでのあります。
 それから、この記事では、マルチプル・タイタンパーについての説明を省略していますが、
そのところについては、次の2つの過去記事がありますので、ご参照の上
よろしくご理解ください。
 1)「マルタイ・・・」2007年12月1日
 2)「マルタイ・・・追加情報」2007年12月14日
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