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雨で一日延びた現地説明会に行ってきましたぁ [調査・説明会・講演会・シンポなど]

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 ほんとは、昨日、すなわち4月25日の土曜日に予定されていたのですが、
昨日は終日雨降りだったので、本日に順延され、実施されたものです。

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 で、いったい、どこのどんな説明会だったのかというと、
甲斐国分寺跡の金堂の推定地で、笛吹市教育委員会さんが続けれている
史跡整備のためのデータを得る目的の発掘調査について、
現在までの成果を現地で説明する内容の説明会だったのです。
 この写真で、赤いテープで囲まれている部分が、基壇の部分、
すなわち奈良時代に、甲斐国分寺の中心建物である金堂が建てられた
周囲よりも一段高いステージだったのだそうです。

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 この写真でも赤いテープが張られていますが、
その手前側が基壇の部分、向こう側が
基壇の周りを取り囲む石敷き施設なのだそうです。

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 金堂の基壇の地固めのようすが説明されました。
黄色っぽい土や、黒っぽい土など、交互に薄く平らして
しっかりと突き固めた状況が観察されるということでした。
 現代でいう「よいとまけの歌」みたいな労働歌を歌いながら
多くの人が、土を運び、平し、突き固めた・・・りっぱな金堂を支えるために・・・
そんな光景が目に浮かんできました。

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 市の調査現場のご担当の形からの説明や配付された資料で
これまでの調査の成果がわかりましたが、
さらにこうした説明板も設けられていました。
そうか、金堂ってこんな風なんだ・・・と。

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 調査で出土した国分寺の屋根に葺かれた丸瓦や平瓦、それに鬼瓦など、
まさに天平の甍と呼べる資料が間近で見ることも出来ました。

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 金堂から見て南東側にある塔の跡から、南西方向を見たものです。
この写真の右下に白く見えているのが、塔の芯礎です。
そして、画面の左手遠方に見える建物、それは、以前この場所にあった
再興された現国分寺です。

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 国分寺跡の保存整備事業で、こちらに引っ越された現国分寺さんも
ちょこっとだけ、拝見しました。
お寺の引っ越しはなかなか大変です。
よくお寺の引っ越しは、はかがゆかない、といいますが、
いまお寺は越して、お墓を移す作業も精力的に進められていると伺いました。
だいぶ、はかがいってきたようです。
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