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本郷の千年桜 [巨木・記念木・気になる木]

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 前回の「原間のイトザクラ」から西に少し入ったところに、
もう一つ桜の記念樹がありました。
こちらは山梨県指定文化財・天然記念物の「本郷の千年桜」です。

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 もうちょっと近づいたところです。
右手の白い標柱が、天然記念物に指定されていることを表示するものです。
また木の手前に白く見える説明板があります。それは・・・。

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 天然記念物としての指定概要を説明するものでありました。
どのような意味の文化財なのかがわかります。
まず、文化財指定年月日ですが、「昭和36年12月7日」
まもなく指定記念日がきますが、48周年となるようです。約半世紀が経過ですね。
そしてどんな特徴の木なのか。

   本樹は、エドヒガンの巨樹で、白い花が咲くので、一   名シロヒガンとも呼ばれている。    植物形態学上興味深いのは、地上約五メートルの位置   で樹幹の空洞中に根をおろしている点である。

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 シロヒガンはともかく、「樹幹の空洞中に根をおろ」すとは、難解なことです。
確かに幹のようすを見ると、根っこがからみついているようには見えますが。
自然の不思議・・・。なかなかすべて「1+1は」式に説明しきれない。

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 さてこの千年桜ですが、先ほどの説明板では、文化財としての所有者は、
「本郷寺」とありましたが、実は元々ここは「妙善寺」というお寺の境内だったようです。
それがいつしか廃寺となり、地区集会所として利用されているようです。
お寺としての存在も持続していて、それは少し離れたところある本寺の
本郷寺さんが兼帯されているではないかなと見られます。
 この写真の右手にある建物が地域の集会所となるもので、
その手前には、時折このブログで話題に上げている、先の戦争での
戦死者の供養石塔が4基、静かに並んでいました。
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