新府城跡説明会に行ってきました・・・ [調査・説明会・講演会・シンポなど]
今日、韮崎市にある国指定史跡「新府城跡」で、史跡整備事業のため
現在行われている発掘調査について、現地で説明会が開かれました。
写真は、県道17号・茅野北杜韮崎線の脇で見た現地の状況ですが、
これは縦横比を無視しながら縮小した画像で、クリックすると別画面により
640×200ピクセルの元画像を見ていただけます。
説明会は、午前と午後、行われました。
実は、お昼のニュースで午前の部が放映され、あわてて午後の部に参加したのであります。
エートマン・アンテナの感度が、この頃一段と悪く、なかなかそうした大切なことが
まえもってつかまえられないので、ご関心の皆さまにご案内は出来ませんでした。
現地事務所の前で、受付をし、その後、市のご担当の方から概要説明がありまして・・・。
その後は、現地に即してのご説明となりました。
ご参加の皆さんは、受付で配布された説明資料を手に、説明を聞き入っておられます。
それで皆さんが取り囲んでいるところは、今回の発見の主眼となる部分で、
知られている絵図資料にも描かれていない堀の跡であります。
堀跡が発見されたのは、新府城跡の本体の北側に、およそ東西方向に見つかっていまして、
黄色の点線で示したのが、堀の外側の発見された「肩」のラインです。
この点線の右側が、すべて掘り上げられてはいませんが、堀の跡です。
今回発見された堀跡は、お城の全体的規模からすると、幅がそう大きくない、
大胆な言い方をすれば、やや貧弱なものと言えそうなんだそうですが、
さらに外側に、湿地帯があって、そちらが城の護りに関係していたと見られるようです。
地下からはいろいろな情報が出てきて、毎回楽しみです。
こうした次々に出てくる発見が、今後行われる史跡の公園化の中で、
どんなふうに実現されるのかも、また次なる楽しみでもあります。ワクワク・・・。
2009-11-28 23:59
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