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はしらぁ~のぉきぃーずは [地域の小さな歴史]

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 地域の歴史を伝える旧家の家屋。
それが時代の流れに飲み込まれ逝くときに立ち会うことがありました。
木になった、いや(誤変換だ)、気になった柱があります。
柱に残された傷ならぬ穴は、いったいどんな意味を持つのか。

 「ませんぼう」を受ける穴でありました。

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 ちなみに反対側の柱は、こんなふうでした。

 「ませんぼう」は漢字で書くと「厩栓棒」
ローカルな言葉かな、と思っていたのですが、ちゃんと『広辞苑』にも出てました。
人の暮らしの中に、交わるようにして馬がいた時代の名残の、柱の傷なのでありました。
ちょっと感傷的になりました。消えていくのですから・・・。


《追記》画像リンクの調整をしました。
    ちなみに、この家屋は中央市木原に所在した古い民家のことで、
    既に解体され、記録化されながらも消滅しています。2018年1月13日


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