ある切り株 [巨木・記念木・気になる木]
先日、甲府市の中心を貫流する荒川の土手をトコトコと歩いているとき、
堤防下に大きな木の切り株を見ました。
とても大きかったので、心中、思わず、すげぇっと声をあげたほどでした。
現状では、駐車場の一角、枯死してから相当の期間を経ているようにも見受けられましたが、
往時の姿はいかばかりだったかと、想像がめぐらされました。
傍らに説明版がつけられていました、まるで生きているかのように大切に・・・。
いわく「神樹」 よくいったものです。
この木は、シンジュという種類のニガキ科シンジュ属の落葉高木で、ニワウルシの別称もあります。
昭和44年に刊行された『甲府城総合学術調査報告書』には、甲府城跡にもあちこちに見られるが、
成長が早く、繁殖力も旺盛で、城跡にあっては、石垣の間などに入り込み、短期間に太くなって、
結果的に悪影響をもたらすので、極力早目に除去したほうがよい、という趣旨の記述が見られます。
(いま、この文献は貴重書で、手元になく、記憶により記しているので、ちょっと危ない・・・)
2012-12-26 23:58
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