SSブログ

墨書きに込められたものは・・・ [いのり・信仰]

130320bokusho02.jpg

 今日で春の彼岸も開けとなります。
このお彼岸の間に墓参したところの話題でありますが、
花と水と線香を手向けた後、例によってキョロキョロとしつつ、
残った水をかけてみた石祠であります。

130320bokusho01.jpg

 お水の力で墨書の文字がくっきりとしました。
でも数行の文字列のはじめの文字が読み取れるくらいで、期待以上の成果とはなりません。

130320bokusho03.jpg

 正面から見るとこのような石造物です。
この古びた石の祠・・・のようなものも、笠の下の本体の周囲が
墨書きでグルッと埋め尽くされていたと思うと、見方が少し変わります。
書かれた文字、その意図などにより祠とはいえなくなることも考えられますが、
いまは何とも・・・。

130320bokusho11.jpg

 少し離れた墓地区画で見られた供養碑です。
並んで表出されたお地蔵さま(?)、それぞれに表情が違ってるのも興味がそそられましたが、
2像の上に表された円も、墨が添えてあるのがよく残っていて、またさらによく見れば・・・、

130320bokusho12.jpg

 右手のお像の脇に墨書きで一行、細かな文字列が認められるのも、
お像の衣を止める肩帯に墨がのせてあるのも、造立されたばかりのときどのようなものだったか
想像をかき立てさせるものとなりました。

 多くの石像物は、野ざらしで幾星霜を経るうち、本来の姿が変化し、
今の私たちが・・・古い趣を感じる・・・という形になっているのですが、
元々の形やそこに込められた当時の想い、祈り、願いなどは、
古風さと反比例する形でわからなくなってきています。

(悪文ですみません。多分に読みにくいお話で、お許しください)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0