墨書きに込められたものは・・・ [いのり・信仰]
今日で春の彼岸も開けとなります。
このお彼岸の間に墓参したところの話題でありますが、
花と水と線香を手向けた後、例によってキョロキョロとしつつ、
残った水をかけてみた石祠であります。
お水の力で墨書の文字がくっきりとしました。
でも数行の文字列のはじめの文字が読み取れるくらいで、期待以上の成果とはなりません。
正面から見るとこのような石造物です。
この古びた石の祠・・・のようなものも、笠の下の本体の周囲が
墨書きでグルッと埋め尽くされていたと思うと、見方が少し変わります。
書かれた文字、その意図などにより祠とはいえなくなることも考えられますが、
いまは何とも・・・。
少し離れた墓地区画で見られた供養碑です。
並んで表出されたお地蔵さま(?)、それぞれに表情が違ってるのも興味がそそられましたが、
2像の上に表された円も、墨が添えてあるのがよく残っていて、またさらによく見れば・・・、
右手のお像の脇に墨書きで一行、細かな文字列が認められるのも、
お像の衣を止める肩帯に墨がのせてあるのも、造立されたばかりのときどのようなものだったか
想像をかき立てさせるものとなりました。
多くの石像物は、野ざらしで幾星霜を経るうち、本来の姿が変化し、
今の私たちが・・・古い趣を感じる・・・という形になっているのですが、
元々の形やそこに込められた当時の想い、祈り、願いなどは、
古風さと反比例する形でわからなくなってきています。
(悪文ですみません。多分に読みにくいお話で、お許しください)
2013-03-23 09:24
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0
コメントの受付は締め切りました