SSブログ

地名「畔沢」をめぐる失敗談 [難読地名・珍しい地名]

130525map01.jpg

 前々回の記事に使用した画像をまたトップにもってきましたが
その記事の中で、「小室入り」という表現をしました。
「入り」というのは川沿いにある山間集落の一定の広がりを考えているものです。

 ・・・ということは、話題の対象の富士川町の小室地区には、貫流している川が存在する、
ということで、その川が次に問題となります。
最初の画像、地区のガイドマップの中にも書き込まれていますが、ここまで縮小したせいか
その文字をご理解いただくことは出来ません。
それは「畔沢川」です。

 ほんの数日前、ひょんなことからその畔沢川に「万年橋」が架かっているという情報に接しました。
「万年橋」(まんねんばし)というのも、エートマンが執拗に追い求めているものの1つでありますが、
ここしばらく出尽くした感にとらわれていました。それがまだあるというので、気もそぞろ
急遽、小室入りを訪問となったわけです。

 今回のテーマを失敗談としていますが、ここからがその主題?となります。

130525kurosawagawa01.jpg

 万年橋を訪ねようと事前の情報チェックを進めていた段階で「畔沢」を「あぜさわ」と読んで
地名辞典を開いたり、ネット検索していたりしました。
で最終的には、当地を訪ねるまで有益な情報は得られませんでした。
当たり前といえば当たり前。
「畔」の字の読みは、「あぜ」ではなく「くろ」だったのです。これが失敗のもと。

 それで思い出しましたが、以前、このブログの記事「元日の米倉山で・・・その5;チャノキ」
などで、畑の境目などのことを「くろ」というのはローカルな表現だとしてきました。
そういう意味の「くろ」は甲州独特な表現だと思い込んでいたのです。
でも、この「畔沢」の読み「くろさわ」について、あれこれ見ているうちに明らかになったことですが、
「畔」を「くろ」と読む・・・、それが国語辞典にちゃんと出ていたのです。

 こうして「畔沢」が難読地名だと思っていたことが、あまりそうではないこと。
その背景には、エートマンが国語をよく知らなかったという問題が浮上したのです。
ほんとに大失敗であります。でも、気付いてよかった。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0