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山梨にあっても・・・長崎トンネル [tunnels]

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 河口湖の湖畔を周回する県道21号河口湖精進線にあるトンネルの1つ、長崎トンネルです。
富士五湖のうちこの河口湖では、湖畔の汀線が極端に入り組んでいるので、
その周りを走る県道にもいくつかトンネルが設けられているのです。

 本栖湖などにもそうした地名が見られますが、湖に長く岬状の地形が入り込むところが
長崎と呼ばれます。
河口湖の場合の長崎は、北東岸の河口地区と北岸の大石地区を隔てる尾根が湖にせり出すところ、
そこに設けられたので長崎トンネルというわけです。

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 坑口上部に設けられたトンネルの銘板ですが、近年のこうしたものには誰の書かという情報は
ほとんど見られなくなっています。
書体も、これは筆文字ですが、丸ゴシック体などで表記する例も多くなっています。

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 トンネルは、内部でカーブする線形となっています。
トンネル内でカーブさせることで、湖畔の道路をなめらかに走りやすくしているのです。

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 坑口の向かって左脇に詳細な銘板プレートがありました。
1996年3月の完成か、長さは200mだそうです。

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 今回の長崎トンネルのスケッチは、河口地区側の入り口部を見たものですが、
その場所でトンネル正面から90度左側に視線を振ると、前々々回の 「河口の稚児の舞」という記事のはじめの写真となるものでした。
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