熊野神社前の忠魂碑(本編) [忠魂碑の類]
このほど、笛吹市は八代町北に鎮座まします熊野神社の社前(こちらは八代町南)
に建てられた忠魂碑を 実際に見に出かけました。
それは比較的大きな転石を積み上げて塚状にした最上部に建てられていました。
近づいて確認した忠魂碑の正面全体像です。
「忠魂碑」の大書墨蹟は 左手に添えられた「陸軍大将 一戸兵衛謹書」から
一戸さんの書であることが確認されたしだいです。
一戸さんの忠魂碑の右側に、八代町出身の戦没者の氏名が列記された碑が見られました。
実にたくさんの方々が戦争で尊い命をとられてしまったことを物語っていました。
さて、いよいよ忠魂碑の背面の碑文を確認です。
主たる碑文面は三行あり、中央に「昭和三年十一月十日 建之」とあって、
建碑年月日が確認できました。
それから右側に「帝国在郷軍人会八代聯合分会」とあって、建碑の主体者が、
さらに左側に「帝国在郷軍人会甲府支部長 中林貞治書」とあって、こちらの碑文を
したためたのが、帝国在郷軍人会甲府支部長であったことがわかります。
こうした建碑年・建碑主体者の文面の書き手が示された例は珍しいものと
見受けられました。
2015-09-22 22:58
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