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まがたま [これ なあにっ?]

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 前回の瓔珞に引き続き、「河口の稚児の舞」の県博公演の会場からのスケッチです。
稚児の舞は、基本的には神に奉げる舞、いわば神事の1つ。だからでしょう、舞を舞う
場の設定にも気遣いがありました。
 こちらは、神前にしつらえられるものの1つをクローズアップしたものです。
管玉や勾玉が一綴りにして垂れ飾られていました。
管玉や勾玉は、日本の原始社会からあるもので、古墳時代に定型化していったようです。
 古墳時代の人物をかたどった埴輪に見られる管玉や勾玉のあり方から、人体の
「くび」に巻かれることが基本のようで、「くび」は「首」や「手首」「足首」など
人体が細くなっている、すなわちくびれている部分から よくないものが入ってくる
それを防ぐ護りとして付けられているとの説明に接したことがあります。
穢れや邪悪なものを寄せ付けない・・・、そういう役割は身に着けるという場面だけでなく
こうした神に奉げる舞の奉納の場でも必要なんだろうな、と想像して帰りました。
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