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肝心なこと・・・ [エートマン的kokoro]

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 今なぜか にわかに、『鑑真』 読んでいます。
鑑真は、言わずと知れた東アジア史的な7世紀末から8世紀にかけての高僧ですね。
その鑑真について、ふと もう一度ふれてみたいと、岩波新書に入っている東野治之さんのご著書を
引っ張り出した次第です。
 引っ張り出した・・・というのは、以前にブッコ(Book-OFFのこと)で購入したまま、
ちょっとしたことがあって、放り出していたものだという経過があったことを意味したものでした。
もっともその「ちょっとしたこと」は、今回、再び手にしたときには、すっかり失念していましたが…。
 で、・・・

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 そのことが何だったのか、本を開いた瞬間に、すぐに思い出されたのでした。
以前にブッコで108円(税込)で求めたこの本には、1ページ目から終わりまで、随所に傍線が
つけられていたのです、しかも緑色の太字のサインペンのようなもので。
なので、読みにくいったらありゃしない(と、少し語気があれてきました)。

 エートマンは、原則として本に傍線を引いたり、書き込みをしたりということをしない人間なので
こういうのはお手上げです。
 自己の課題から所有する本に傍線や書き込みは、人それぞれですが、ブッコなどに買い取りさせて
次の人に渡そう(当然、読むことが前提となります)とするのなら、傍線など引かないのが肝心
なのではないかと思うのです。
 また、商いとして本の再利用を行っている者は、商品としての価値を見極める際に、もう少し
この辺をチェックするのが肝心かとも思うのです。

 しかし、何より肝心なのは、本を買うときに表紙を見ただけで小躍りしてレジにいくようなことは
厳に慎み、行為を起こす前に中身もしっかり点検する! ということではないか。
そうしたことが購入しようとする者の いちばん肝心な心得と、自分に言い聞かせ、再度、
このような想いをしないように と念じた次第でございました。

 で、ここまでお読みいただいて、この本、どうするつもりか、と気になられる方もおありかと・・・。
答えは、がんばって読み進めております、です。
購入し直すことも考えたのですが、鑑真さんのご事績をうかがうにつけ、これくらいのことで
ぶつぶついうのは、とても恥ずかしいことだと気付かされたからであります。ここが一番、肝心・・・。

 
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