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はいぶりっど・・・ [エートマンの日記]

 ハイブリッド【hybrid】― この言葉は、最近よく
耳にするようになりましたね。
 意味合いは、「異なったものを混ぜあわせること」で、
用例として、ガソリン内燃機関とバッテリー駆動モーターを
併用する自動車について「ハイブリッド・カー」とか、
自家受粉する性質のイネについて強制的に遺伝子レベルで
品種改良する技術(1974年に中国で初めて開発された)
によるハイブリッド米とか。。。
 たいていは、違うものを組み合わせていいものができる・・・
そんな感じの言葉になっているようですね。

060503clock.jpg

 さて、お立ち会い。こちらは、『ハイブリッド・クロック』です。

 時計の針の駆動モーターに、電気が必要な時計なのですが、
その電力をソーラーパネル(太陽光発電装置)と風力発電機によっている・・・
そこが、ハイブリッドとされる所以です。
 この写真が撮影された2006年5月3日の12:46現在は風があって、
一番上の風力発電機の三枚バネのプロペラは、
ヒュンヒュン、音を立てて、勢いよく回っていました。
 太陽光発電は太陽が出ている時だけ、
また風力発電機は一定の風が吹いている時だけ、電力を産み出します。
発生した電気を内蔵のバッテリーにため込み、
それを少しずつ時計のモーターに流して365日、24時間
時計の針を回し続けるのです。

060503kenhakuhiroba.jpg

 で、そんな時計はどこにあるのでしょうか。
こちらの写真が、そうした時計の一つがおかれれいる環境です。
(初めの写真は、こちらの写真から切り出したものです)
 これだけじゃ、よくわからないかも知れない・・・
知る人ぞ知る・・・・・

 いずれにしてもとても長い時間(歴史の中で)、
人が自然と向き合って産み出してきた知を蓄え、
今後の進むべき方向を考えていただく
そんなところでありたい・・・
という理念に結びついたものといえそうです。

 とかく効率優先社会の中で、必要度や費用対効果が評価され、
税金の無駄使いだとのレッテルを貼られがちな
なかなか理解を得られがたい傾向が強くあり、、、
こんなご時世の中で、何とか理解者が多くほしい・・・
関係者の苦悩を背負いながら、時計の針はいまも時を刻んでいます・・・
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