SSブログ

バスで・・・ [エートマンの日記]

060601choshizukairiguchiBS.jpg

 今日から6月です。で、今日の話題は「バスでのできごと」

 またまた故あって、朝からバスに乗りました。
(甲府市中心部に一晩、馬を放置したため)

 写真は、バス待ちの際の景色で、画面中央のずっと遠くに
乗るべきバスが近づいているのです。
 手前の川の中には、ヒシが一段と広がりを見せています。

 さて話題の中心は、バスに乗ってから・・・
6番の整理券がでるバスストップから乗り、まだほとんど乗客がなく、
すきなところに座り、3つめのバス停に進みました。
ここではいつもまとまった乗客がありますが、今朝はその中に、
70代くらいのご婦人(Aさんとします)がいて、私の前の席にかけました。

 バスが動き出してしばらくして、Aさんが不安そうな声で
「整理券とらなかった。どうしましょう」と、おろおろ。
一緒のバス停から乗り合わせ、Aさんの前の席に座った女性(Bさん)に
「こまった、どうすればいい」と声をかけたところ、Bさん曰く、
「降りる時に、どこどこから乗ったって運転手さんに話せば大丈夫だよ」
と落ち着いた口調で、それを聞いたAさんはちょっと落ち着きを見せました。

 さて、結果的に、Aさんの降りるべきところは、私の降車場所と同じでした。
「次のバス停は○○前」との車内音声案内が流れたところで、
Aさんが降車の意志を示すボタンに手を伸ばした時にわかったのです。
内心、やれやれめんどうなこと(Aさんと運転手のやりとりについて)
にならなきゃいいな・・・、なんて想いながら、
ポケットからお金と整理券を取り出し、降りる準備を始めました。

 ところが、ないのです、整理券。いくらポケット中探しても。
そして、バスが止まり、Aさんと運転手のやりとりが始まりました。
「中道橋から乗ったけど、整理券取り忘れて・・・」
「乗ったところは何番かわかる?」との問にAさんは
「今日、久しぶりに乗ったから何番かわからないです」と、か細く。
「それじゃ、いくらになるかわからないなあ」と運転手困る。
私は私で、ついにあきらめ、「大丈夫・・・」というBさんの言葉を思い出しながら、
「あのー、私も整理券、見つからなくて・・・」
「あんたは、どこから?」「6ばんです」
「何ていうバス停」「銚子塚古墳入口です」
「そうか、じゃ、6・7・8・・・9番だな」
というわけで、Aさんの料金が確定し、
「お金、いれます。いいですか」と聞くと「いいよ」と運転手。
こんなふうにして私も降り、続けてAさんも降りてこられました。

 テーマは、“人助け”なのか、はたまた“老人ぼけ始まる”なのか。
ちょっと思い返しただけでも、背筋が冷たくなるので、後者だな、この先心配・・・


[補記:画像データの再設定を行いました 2023.10.15]