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川に想う 4 [橋と川の文化誌]

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 時々に現れる“川に想う”シリーズですが、
ちなみに前回は、濁川(2006.10.20)でした。

 今回のは、名前は不詳、調査中ですが、のせちゃいます。

 で、どこの川なのでしょうか、何やら人工的ですが・・・

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 甲府盆地の中央、やや南西寄りに、中央市の「医大南部土地区画整理事業」地があります。
この看板は、事業の概要を説明していますが、
この中で、計画河川が3路川とありますうちの一つなんです、今回のヤツは。
 しばらく流れ下ると、地下をとおり、やがて3路川の内、真ん中で、
一番中核的な「山王川」に合流していきます。

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 この撮影場所付近では、地下水が豊富らしく、川の両側の垂直に立った擁壁の
下部の方で、たくさんの地下水が流れ出しているのが確認されます。
そのためか、川の水もけっこうきれいに見えます。

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 しかし、人工的な河川は、周辺に雨が多く降るなどすると、
急激に水かさを増すのだということも、
擁壁に残る過去の泥水の痕跡から、容易に理解されます。

 川をのぞき込んでも、生き物の姿もあまり見られそうになく、
またいたずらっこどもがちょっと下りて、川遊びするというようなものでもありません。
 こうした河川は、人の都合で、ただ、いらない水を流れ下す、
そんなものに成り下がっているようです。

(撮影:2006.12.11 中央市成島の北端にて)
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