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山手門のこと [公園・史跡]

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 この3月に完成し、4月3日より一般公開となった復元山手門です。
おっと、どこの門か、というと、ご存知、甲府城の・・・でありまして、
南側に開く追手門に対抗する、北側、すなわち山手に開く門が
この山手門です。
 江戸時代の絵図などには、「山手御門」と記されますが、
当時とすれば、お上(幕府)の城の門の名称故に「御」の文字を用いますが、
明治の初めに、「もう城は必要ないもの」として取り壊された歴史があり、
それを経て復元された現在の建築には、「御」の字はなくても・・・
などと、個人的な感想を持ちながら、昨日(4月7日)、見学の機会がありました。

 この復元されるきっかけを作った10年ちょっと前の、
地下遺構の確認調査の折、少しだけかかわることがあったので、
何はともあれ、こうして完成を見て、多くの人が訪れるようになったのを見ると
一塩の想いがあるなぁ・・・と。

 この写真は、城内側から、山手渡櫓門を見たところですが、
門の右手には、遠くに4年前に復元完成した稲荷櫓も目におさまります。
そちらにも多少関係したので、こうして、並び立つ構図においては
さらなるものがあります。
これらにより、人々の歴史について考える便となることが
繁くなれば(何か古びた言葉がいくつも出て来ますね・・・)と思いました。

 ところで、本日、山梨では、県議会議員の選挙が全県で行われました。
38の議席をめぐる選挙は、先ほど大勢が判明しましたが、
この甲府城の歴史にひとかたならぬ関心をお持ちの先生も再選されました。
これから、こうした歴史遺産をいっそう活用していくことに
さらに力をそそがれることと思われるなあとの想いも
この山手門の写真に重なってきます。
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