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ちょうさです・・・7 [調査・説明会・講演会・シンポなど]

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 今日は、とてもいい天気となりました。
そんな中、またまた調査がありました。

 都留市金井の中津森館跡の推定地で、いろいろなデータの分析と
これからの進め方について、現地に即して検討しました。

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 調査は、さらに場所を勝山城跡本体に移して進められました。
標高571mの高さをもつ勝山城跡は、下界よりいくぶん涼しいはずですが、
天気がよかったので、汗をかきかき、がんばりました。
それで、2つめの写真は、勝山城跡での調査が一段落し、
本丸跡で、休憩を兼ねてミーティングをしているところです。

 さて、今回も調査のおまけを用意しました。

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 勝山城跡の川棚集落から登っていくと、本丸に至るまでの遊歩道沿いに
2本のホオノキに出会います。

 一つは、遊歩道より下がったところに生えている若い木です。
目の前に立つ姿を眺めることができます。

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 そして、さらに上がると、遊歩道に覆いかかるように立つ大きな木です。
 こちらは、見上げるようにして観察するかたちで、
大きな葉をなるべく重ならないように、上手に広げ、太陽を遮るように
存在するものです。

 どちらも、とてもいい木だと思います。

一年の誤解・・・ [エートマンの日記]

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  物事を外見のみによって判断することなかれ

 古今東西の幾多の先人がのたまわれてきた尊い教訓です。
ああ、それなのに、それなのに・・・
ちょっと見に、それだから、それなんだと、一年もの間
誤解してきたことがあります。

 写真は、中央市乙黒地内にある、東京電力の豊富線7号鉄塔の
足もとで見た光景で、ポイントは、赤いミニ鳥居です。

 ここの辺りは、たいへんゴミの不法投棄が多く見られるところで
よく、送電線を眺めるために、何度か訪れたことがありますが、
そのたびに、ゴミのすごさに閉口してきたところで、
また、鉄塔を眺めているときに通過する不法投棄監視のための、
市のパトロール車から、よもやゴミ捨て人ではと、疑いの目をなげかけられ
不快な思いをしてきたところでもあります。

 そんなところに、先日(5/12)、再び訪れたところ、
この赤い鳥居があちこちに建てられていたのです。
 で、その鳥居の意味は、赤く目立つ鳥居があると
土地の神のばちが当たる・・・というような念を、ゴミ捨て人に
想起させることで、ゴミの不法投棄をなくすという対策なのだと思われます。

 思えば一年前の5月22日のこのブログの記事で、
赤い鳥居だから「おこんこん様」か、はたまた「山の神まつり」の鳥居かと、
かなり、先入観にとらわれたことを書いておりました。

 しかしそこも、いかにもゴミの投棄場所になりそうなところであり、
実際に不法投棄されたゴミを片付けたような形跡があるところでした。
きっと、そこでもゴミを片付けた後に、おまじないの赤い鳥居を設置した
というのが真相なんだろう・・・と。

 ちなみに、両方とも、鳥居の作り方は共通していて、
9ミリ厚の合板(いわゆるコンパネ)を、のこぎりで切って、組み立てた後
赤いスプレーペイントを施しているもので、
よく考えれば、神さまのおわすところに建てるべき鳥居としては、
ちゃちだなぁと、思わずにはいられないものでありました。

 神さまも、うかうかしてはいられない、たいへんな世の中になり果てた
という感じがしてなりません。


《補記:2024.4.12》画像リンクの再設定を行いました。
     なお、この記事には、後日譚があります。こちらから参照できます。