SSブログ

ユリノキ・マップ [公園・史跡]

070521koukohaku.jpg

 ご存知、県立考古博物館です。
この周辺は、とても自然が豊か・・・。
それも、手放しの自然ではなく、自然と人がさまざまに関わりを
もっていることを知ることができる、とてもいい場所だと思われます。

 一つの形として、もともとあった里山の雑木林の状態と
都市公園として人工的に整備したものが、30年近く経過の中で、
とてもいい感じになっていることがあげられます。

 これまでも、しばしば取り上げてきたユリノキの
最近のようすを眺め、ここの魅力の一端に触れます。

070521yurinoki03map.jpg

 考古博物館周辺には、知っている範囲で、こんな形で
ユリノキが分布しています。
もちろん、公園樹として、人の手によって植栽されたものです。

070521yurinoki04.jpg

 いくつかあるユリノキ・スポットのうち、考古博物館に一番近い場所が
これです。この中で、いちだんと高くそびえている木が、
話題の主のユリノキです。

 これだと3本の木があるように見えますが、一番右には、2本が接近してあって、
実際は4本あるのですが・・・

070521yurinoki02a.jpg

 そのうちの2本まとまめてを見上げてみました。
大きく枝を伸ばし、これから夏に向かい、心地よい日陰を提供してくれます。

070521yurinoki01.jpg

 いまは、そのユリノキも、花の時期を迎えています。
あまり目立つ色合いではないですが、チューリップツリーの名もあるように、
チューリップの花の形に似た花が咲いています。

 でも、今年は、花の数が少ないかなぁ、と思われました。
花の数が少ないのは、このユリノキだけでなく、ヤマボウシなど
いくつかの木で感じられました。
 単に、公園内の植栽樹の話だけにとどまればいいのですが、
山全体の木にそうした傾向があるとすると、当然、秋の実りが少なくなり、
それに頼っている動物たちは、困ってしまいますし、
冬にエサが足りなくなる問題が顕著になれば、人里に下りてきて
トラブルが多くなったりすることが懸念されます。

 こんなふうに、自然と人の関係の機微を、見せてくれ、
考えさせてくれる場所です。

 お休みの日には、県立考古博物館と周辺の公園散策にお出かけし、
自然と人との繋がりについて、あれこれと思索されてみるのはいかがでしょうか。