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喜寿・・・ [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

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 午後になって、甲府盆地を覆っていた梅雨時の曇り空に
うすく日差しが出てきましたので、少し外に出てみました。

 写真は、甲斐市玉川付近で見た、送電線鉄塔です。
東京電力の「天竜南線」という送電ルートを支える鉄塔ですが、
この送電線が誕生したのは、昭和の初めのこと。
写真の鉄塔には、4つの脚のうちの1つにつけられたプレートにより、
昭和5年の4月に建設された、高さ39mの鉄塔だったことが分かります。
1930年ですから、すでに77年が経過しています。

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 初めの写真では、いまでも田園地帯の中に立つ歴史的な送電線鉄塔かと
思われてしまいますが、見るポイントを変えると、
周辺は、急速に都市化してきていることがわかります。
 それで、鉄塔をよく見ると、途中を同じ幅で、付け足した部分
があることに気付きませんか。
先に、高さ39mと表示があると書きましたが、実際、都市化により
その高さでは、不都合が出てきて、鉄塔を建て替えることなく、
中間を伸ばして嵩上げをしている、と見られます。
そのことも、この鉄塔が持つ歴史の一面です。

《070710追記》
冒頭で「甲斐市玉川付近」としましたが、正確には、甲斐市西八幡でした。
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