御勅使川の流れ [橋と川の文化誌]
富士川(釜無川)の支流の御勅使川です。
御勅使川扇状地の扇央部を急激に流れ下っています。
南アルプスの山間を流れ下り、たくさんの雨水を集めてきますが、
コーヒー牛乳のように、濁ったものになり、
ゴーゴーと音を立てていました。
同じ場所から下流側を見たものですが、
今朝方まで強い雨があり、撮影時には雨は上がっているものの
どんよりとした梅雨空が覆っています。
その梅雨空に、模式図をかかげましたが、
本来とても急流の御勅使川には、数多くの堰堤が設けられており、
河床の勾配を緩くし、流れのエネルギーを小さなものにする工夫がなされいます。
流れを見つめていると、思わず吸い込まれそうな感覚に襲われそうでした。
その流れの勢いをシャッタースピードを変え、ちょっと遊んでみました。
左側のスローシャッターは流れの動きを、
右のハイスピードシャッターは流れの力強さを写しとめてくれました。
(撮影: 2007.7.17 南アルプス市六科の御勅使南公園から)