橋巡礼070913 [川と橋の文化誌]
岩手橋です。
笛吹川に架かる道路橋の1つで、山梨市の岩手地区と七日市場地区を結んでいます。
長さおよそ100mほどのコンクリート造の桁橋で、3つの橋脚をもちます。
この画面の正面が岩手(いわで)の集落で、画面左端を少し出たあたりに
前回の記事で紹介した「ひのみちゃんNo.5」が立っています。
橋の上から上流側(北側)、笛吹川の源流域を眺めました。
反対に下流側を見ました。
先日の台風の際にたくさんの水が流れたあとが見られますし、
このところの雨で、水量も多めになっていました。
遠くの山並みに、雲を襟巻きにしながら、ちょこんと飛び出しているのは
富士山です。
岩手橋の東詰、北側の欄干親柱です。
コンクリート製で、ちょっとくたびれていますが、
ここでだいじなのは、橋の呼び方です。
「いわでばし」と表記されています。
山梨県山梨市にある橋で、決して岩手県にある橋ではないのです。
いま「ちょっとくたびれて・・・」と書きましたが、
東詰の南側の親柱には、橋の竣工年を示すプレートがあり、
それによって、昭和43年3月にできた橋だとわかりました。
1968年か・・・どんな時代だったんだろう???
最後にもう一度、東詰から見た、岩手橋の全景です。
どうでもいいことですが、この橋を訪れた後、
なぜか頭の中で、井上陽水の「いつの間にか少女は」が
流れ続けるようになっています。
《追記》
この記事を書く作業の中で、「岩手橋」を検索する中で、
次の興味深いサイトに出会いました。
それによると、茨城県にも「岩手橋」(いわてばし)があるそうです。
『愛橋全集』 http://satoshi.moo.jp/nippn.files/hashi.htm
《追記2017.9.22》
画像リンクの修正とリンク先の確認・修正を行いました。