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こかげざくら [公園・史跡]

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 西の「わに桜」に対抗するものをあげるとすると、
一つにこの「甲州蚕影桜」が考えられます。
 今日は、お昼過ぎまで低気圧の通過で強い雨がありました。
午後3時頃から、雲の切れ目から日が差し、ところによって晴れました。
ので、ときどき足を伸ばす笛吹市の八代ふるさと公園に
蚕影桜に会いに行きました。

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 この前の日曜にもここを訪れた(というよりは通過した)のですが、
こちらも、わに桜に負けず、大変な込みようでした。
 でも、今日は雨上がりの平日ということもあって、人影はまばら。
古墳と桜と盆地の展望を楽しむほどほどの人の姿が見られました。

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 さて、「甲州蚕影桜」という名が与えられているこの桜ですが、
2本のソメイヨシノの古木です。
“蚕影(こかげ)”というのは、養蚕農家の守護神で、
桜の根元に「蚕影山(こかげさん)」と書かれた碑が建てられ、
蚕さんの神さんとして祀られていたことに拠っています。
昔は、このあたりでも養蚕が盛んだったのですね。
 それにしても、見事な桜です。
真っ盛りを過ぎ、ヒラヒラと絶え間なく花びらが散り、
地面は花びらで埋め尽くされていました。

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 この八代ふるさと公園の呼び物は、実は桜ではなく、
こちらの岡銚子塚古墳です。
 怪しい空模様の中で、ここだけ陽がさし、
浮かび上がって見えます。
また冬の間、枯れて見えた芝も、徐々に緑をとりもどし、
色合い的にも、とてもきれいに見えました。