しらいがわらはし [川と橋の文化誌]
白井河原橋) あーら、bnvn05さん。こんにちは。今日は、歩いてわたってくれるんですか?
bnvn05) どうもどうも、白井河原橋さん、おこんにちはです。
いつもせわしなく通らせていただいているんですが、
今日はちょっと親しく拝見したくて・・・。
白) あれー、やですよ。そんな、下からのぞき込んじゃって。
bn) ほほー、白井河原橋さんは、コンクリート製桁橋でしたか。
なかなか立派な骨組みをなさっていますねぇ。
白) そんなに、じろじろ・・・。いつも人様にお見せするところじゃないんですよ。
bn) それにしても、ごちゃごちゃした橋脚ですね、白井河原橋さんのは・・・。
白) うっ、まぁあ!!! 失礼な。あまりにも失礼すぎるお言葉。
これはですよ。世のため人のため、ちょっとずつよくなってもらおうと、
骨身を太らせてきた結果なのよ。
bn) おっと、それは、失礼しました。お許しあれ。
はじめは、とてもスリムだったのですね(①)。
それが下水道管を抱き合わされて(②)、さらに耐震補強された(③)
とお見受けします。いやぁー、なんとも申し訳ない。
みんな私たちの便利のための変身の痕なんですね。
bn) いつまでも下をのぞいていると失礼なので、
北詰からのご尊顔を拝見・・・・と。
白) そうそう。私のお得意のアングルで見てちょーだいな。
bn) はいはい。白井河原橋さんといえば、何といっても、4つの親柱ですね。
これはその1つですが、この橋から直線で3kmほど南東方向にある
笛吹市境川町の一の沢遺跡出土の縄文土器をそっくりさんに
すこし大きめにコンクリートで造形されているんですね。
白) そーなんです。なかなか、お目が高い。
私の一番の特徴なんですよ。ほかの3つの親柱も見てくださいね。