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よつざわおおはし [橋と川の文化誌]

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 笛吹市八代町岡の四ツ沢川に架かる四ツ沢大橋です。
この橋は、以前に「造形23」と「造形23+」の
2回連続で紹介したことがありますが、その時は“四ツ沢川橋”としていました。
これは現地の情報をよく確認せず、ネットで計画段階の資料としての名称を
そのまま用いてしまっていたからです。

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 ずっと、“四ツ沢川橋”と思っていましたが、やはりこれくらいの橋なら
「○○大橋」と呼ぶのがいいのではと思いながら、
橋の西詰め下流側の親柱を見ると、この写真のとおり、やはり
「四ツ沢大橋」とありました。
名称とともにデザインに取り込まれているのは、この橋のある岡地区に伝わる
伝統芸能の「岡の式三番叟」なのでありました。

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 見上げるととても軽快な感じを与えてくれる橋です。

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 橋は深い谷を一気に渡しています。
橋脚をたてずに長いスパンを架けるのには、こうしたアーチ橋が適しているのです。
両サイドのアーチと一体になったメインの桁と、床盤の部分に隙間があるのが
こうしたアーチ橋の特色ともいえます。
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