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空からの消火活動 [消防防災の巻]

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 甲府市と笛吹市の境にある大蔵経寺山で、昨日の午後に発生した山火事は、
一夜明けた今日もくすぶり続けていました。
午後4時頃に、現場のようすを、甲府市小曲町の濁川右岸堤防の上から、
遠巻きに見ました。
歳末の大掃除の途中で買い物に出たついでに消火活動のようすを望遠したのです。

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 大きな山火事の消火活動には、ヘリコプターの投入が不可欠なようで、
朝からヘリの飛び交う音が耳に入ってきましたが、
実際に消火に当たっているようすを見ることが出来ました。

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 直前の、散水開始の写真から4秒後です。

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 さらに2秒後。

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 そしてまた2秒後。
トータルで約8秒間くらい。それが一度の散水。
それでも、空から水をまいた後は、煙の量が少し抑えられるような・・・。

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 山火事の消火のために出動要請を受けた自衛隊のヘリのようですが、
水を入れる赤いバケットは、散水後は軽くなるため、
ヘリの進行方向に対し後になびいています。

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 どこまで水を汲みに行くのでしょうか。
散水を終了してから約2分ですが、給水をする目的地はまだまだ先のようです。
約8秒間の散水のために要する往復の時間はどれくらいなのか分かりませんが、
たいへんなことであることは確かです。
関係者のご苦労に頭が下がります。

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 次のヘリが水を満たしたバケットをつるしてやってきました。
水を汲んで現場に向かうヘリがつるすバケットは、重さがあるためなびいてはいません。

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 先ほどのヘリの散水終了時から、およそ8分後、次のヘリが現着しました。

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 そしてまた、その4分後、次の散水が始まりました。
沈み行く夕日を受けて窓の部分が光り輝いています。

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 買い物を終え、自宅に戻って、山火事の現場の方向が見える2階の窓から、
夜のとばりが下りた大蔵経寺山を見ると、まだ赤い炎が
点々と山肌を焦がしているのが確認できました。
10数キロの距離をおいて、なおこんな具合ですので、
近くの方はさぞご心配でしかたないのでは、と拝察いたします。
少しでも早く鎮火してくれることを祈るばかりですが、
それにしても、このところずっと雨はなく、乾燥が進んでいるので不安です。