きれいさっぱり・・・ [川と橋の文化誌]
前回の記事は、富士川に、これから出来る橋のお話し。
で、こちらは、少し前まで存在した、旧鹿島橋のあった場所。
出水期に入る前までに、残っていた橋脚や橋台の撤去と、
堤防の護岸工事もすっかり終わり、
きれいさっぱり、跡形も見られません。
さよなら、旧鹿島橋・・・。
建設中の赤い橋 [川と橋の文化誌]
南部町内船に出かけたことの主目的は、
あじさい見物でも、お寺参りでもなく(あぁ、関係の皆さまには大変失礼ですが)、
これですよ、これ!
富士川の流れをまたぐ、大きくてりっぱな、赤い橋。
といっても、まだ建設中で、橋の名称も未確認ですが・・・。
この建設中の橋の上流には、現役の5連トラスの南部橋があります。
この新しい橋は、南部橋の架け替えとしての橋なのでしょうか。
そうだとしたら、あの5連トラスは、やがて、そう遠くない将来、き・え・て・し・ま・う・・・!
それにしても、近年の新しい鋼製橋梁のほとんどが、鉄さび色なのに、
この新橋の、鮮やかな赤い塗装、とても珍しい。感激でした・・・。
今は、出水期のため、工事は完全に中断しているようでしたが、
何とか早く、完成した勇姿を見たい気持ちを押さえるのが難しかったのですが・・・、
一方で、あの古典的な橋梁が無くなってしまうのも、強く惜しまれる・・・。
とても怪しい心持ちで、一人、富士川の河川敷に、しばし佇みました。
(おいおい、まだ、南部橋が解体されると、決まった話ではないのだよ・・・とは、陰の声)
ないせんじ [寺院めぐり]
先日、お訪ねした南部町内船の内船寺さんです。
地名の内船は「うつぶな」で、寺名は「ないせんじ」です。
立派な彫刻が多く見られる山門には、これまた立派な額が掲げられていて、
「正住山」と山号が書かれていました。
山門をくぐると、ご本堂が・・・。
本堂の前には、大きなサルスベリの木があり、蔀の構え(?)になっていました。
お訪ねしたとき、ちょうど本堂から、読経と何人かの方の唱和が流れてきていて、
邪魔にならぬよう、そっと本堂脇に位置を移しました。
立派な本堂の建築ですが、基礎部分もなかなかおもしろい・・・。
それから・・・
内船寺の境内には、あじさい祭りの会場に負けぬほど、
数多くのアジサイが植えられていました。
いくつかピックアップしますと、
これは、葉に斑が入ったガクアジサイです。
鮮やかな紫色・・・。
こちらは、きれいなブルー・・・。
ピンクで、花(萼片)の形も少し違う・・・。
まるまっちぃ(?)花です・・・。
ガクアジサイ、でしょうか・・・。
また少し雰囲気の違うガクアジサイ系・・・。
お終いは、ガクアジサイの白の八重咲き(?)・・・。
上の写真のなかの一部をクローズアップです。
アジサイの花びらに見えるのは、実は“萼(がく)”なんだそうですが、
その萼にも八重がある・・・ということでしょうか。
以上、内船寺さんの訪問記とともに、
“南部あじさい祭り”に負けない内船寺境内のアジサイをご紹介でした。
「南部あじさいまつり」 [はないちもんめ]
このところ、各地でアジサイの花が、美しく咲き誇っています。
そうした中、この前の土曜日、“あじさい祭り”が開かれている南部町を訪ねました。
会場は、お山の上の方にある公園。
駐車場が限られているので、お祭り期間中は、役場や町立温泉の駐車場に車をおき、
無料シャトルバスに乗って会場にということでした。
「歩いてもいけますか?」
「はい、15分くらいです」
で、エート・マンは、地域の姿を観察しながら、“歩行より詣でにけり”でした。
送電線鉄塔に付くもの(7) [送電線と鉄塔&発電所・変電所]
こんなに早く、シリーズ第7弾が追いかけるなんて、思いもしませんでしたが、
来てしまいました。
その訳は、シリーズ第6弾にいただいたコメントが、重要な示唆をくださったからです。
というか、前回にもう少していねいに観察すればよかっただけ、ともいえますが・・・。
碍子付近に鳥がとまっているのかと・・・
これが、きっかけとなったお言葉です。
そして、鳥がとまっているのかと思われるような部分の拡大写真を冒頭に付けました。
前回の増穂線38号鉄塔の2号回線のクローズアップです。
で、どう見ても鳥ではなく、送電線鉄塔に付くもの!!!
さて、いったい、その正体は、なんなのか・・・?
答えは、鳥よけです。
絶縁をしなければならない碍子部分に、鳥などがくると、
それで絶縁状態が破れる虞(おそれ)が出てきます。
そうなれば、短絡が起きます。
そして送電回路が遮断され、停電に・・・。
そうならないように鳥よけが付いているのです。
とくに、これは新しいタイプの鳥よけのようです。
では、ふるいのって、どうなのでしょうか。
こちらは、天竜南線の47号鉄塔のクローズアップです。
こちらの古いタイプの鳥よけの形、お分かりになっていただけるでしょうか。
こうして見てくると、送電線鉄塔にも、いろいろな技術革新が歴史が、
いっぱいに詰まっているように思えてきました。
一方で、そう簡単に問屋が卸さないのも、送電線鉄塔のおもしろいところです。
何を隠そう、こちらの送電線鉄塔(送電線名は未確認ですが、たぶん増穂線かと・・・)では、
向かって右側の回線(1号回線)に、新しいタイプの鳥よけが付けられていますが、
左側(2号回線)は・・・?
何と、古いタイプの鳥よけになっています。
これって、どうして???
送電線鉄塔に付くもの(6) [送電線と鉄塔&発電所・変電所]
これまで5回を数えている“送電線鉄塔に付くもの”シリーズですが、
今回の詳細観察の対象となるのは、この鉄塔です。
東京電力さんの増穂線38号鉄塔です。
建設年月や高さが分かる表示プレートですが、
今回のテーマは、これではありません。
この写真の一番上の方に、赤い表示がありまして、
数字の「1」が現されています。
これは、送電線が2回線の場合に、そのうちの第1回線であることを示しています。
それから、縦横に取り付けられている、作業員さんが昇って作業する場合に
足かけになる突起が、一定間隔に付いていることが分かります。
そしてさらに、これが今回のメインの話題なのですが、
黄色の閃絡表示器があります。
閃絡表示器の何たるかは、このシリーズ第3回でご案内していますが、
それが、ご丁寧に2つも付いているではありませんか。
これってどういうことなのでしょうか。
それから、話題的には、番外編としたほうがいいかもしれませんが、
カラスの巣です。
これが見られる頻度は、けっこう高いように思われますが、
もちろん、送電線鉄塔との相性は最悪で、
全く歓迎されないものです。
国見して2 [新しい土地利用のかたち]
前回の記事の“国見”の翌日、今度は、標高約900mの、南アルプス市上市之瀬の
伊奈ヶ湖県民の森の中にある展望台から、甲府盆地南部を展望しました。
もとのデータでは、写っている地域のようすが、手に取るように分かるのですが、
このブログで常用している280ピクセル幅まで縮小すると、
何が何だか少しも分からなくなってしまいました。
今回の、テーマは、新山梨環状道路南部区間、
なので、テーマに沿って、初めの写真を図解しました。
この図をもとに、前の写真を改めてみると、
こんなふうに、新山梨環状道路南部区間というのは通じているのか、
ということが、わかり・・・・やはり、ませんね。
これでもまだ、縮小されていますが、これくらいならわかります。
新山梨環状道路南部区間が釜無川を渡る状況、すなわち釜無川大橋です。
お山の上から国見をするのは、とても楽しいです。
次はどこにしようかな・・・。
国見して・・・ [新しい土地利用のかたち]
増穂町最勝寺にある森林総合研究所構内から見た国道52号の坪川大橋です。
少し古い言い方かもしれませんが、ピクニックのとき、
お弁当などをいれて持って行くバスケットのとってのような形をしたアーチ橋ですね。
ニールセン・ローゼ橋というアーチ橋ですが、とくに2つのアーチが
内側に倒れている形のものをバスケット・ハンドル型ニールセン・ローゼ橋と呼ばれています。
この6月2日の「北斎ふうの・・・」という記事の中で取り上げた、
山梨リニア実験線の小形山架道橋も同じ型なのですが、
こちらの方がもっとバスケットハンドルが、上でしぼられています。
坪川大橋の向こう側には、中部横断自動車道の南アルプスIC.-増穂IC.間の路線も写っています。
今回の記事は、「川と橋の文化誌」というカテゴリではなく、
「新しい土地利用のかたち」です。
山梨の各地では、次第に地域の姿が変わりゆき、新しい土地利用のかたちが
あちこちに生まれてきています。
今回の記事タイトルの「国見して・・・」は、昔むかしのスメラミコトが、
高いお山に登って「国見」をし、「うまし国ぞ」というような具合に、
国の姿をめでた故事によるものです。
小高い視界が開ける場所から、地域の姿を見て、新しい地域の姿を見つめてみる・・・、
そんな企画なのですが、今ある国道52号もかつて「甲西バイパス」と仮称されて、
整備が進められてきましたが、さらに順次利用可能区間が伸びつつある
中部横断自動車道とあいまって、いまではすっかり地域にとけ込んで、
重要な役割を果たしています。
今日は、たぶん・・・こんなのが [エートマンのウェブメモ]
このところ、カエルさんのカウンター、元気よくまわっています。
それで、今日は、たぶん、こんなのが、現れるのではないかと思われます。
どなたでしょうかね、カエル33333の最初の瞬間を見られるのは・・・。
「かぐや」月面へ [月や宇宙・宇宙開発]
昨日、関東甲信地方で梅雨入りと発表がありましたが、
今晩は、よく晴れているようです。
今し方、外に出て、月を撮ってきました。
そういえば、あの「かぐや」は、どうなったのでしょう。
気になって、JAXAのホームページを訪問してみました。
JAXAのホームページには、やはり「かぐや」月面落下情報が出ていました。
そこに示されている月面の詳細マップは、「かぐや」の観測データによる落下地点周辺の地形図で、
この中の白い星印が「かぐや」が月面にたどり着いたところだそうです。
重ねて言います・・・「かぐや」お疲れ様。