「稲村神社のエノキ」 [巨木・記念木・気になる木]
都留市小形山の稲村社の境内に、エノキの記念木がありました。
かたわらに設置されている説明板によると、
平成5(1993)年1月18日に指定された、都留市指定天然記念物ということでした。
参考のため、説明板の主文をメモしておきます。
エノキは、本州から四国、九州、朝鮮半島、中国南部にかけて
広い範囲に分布する落葉高木である。県内には、同属のエゾエノキ
とともに、各地に巨木があるが、郡内地域には著名な大樹が少なく、
貴重である。
稲村神社のエノキは根廻り8.8メートル、目通り幹囲3.8メートル、
樹高27.0メートル、枝張り東西25.0メートル、南北24.0メートルを
測る規模を有している。また、国蝶オオムラサキの食草として、
地域住民が大切にしている木である。
北側から見たエノキの木の全容です。
ご神木とされているようで、注連が張られていました。
なお、このエノキは、『山梨県の巨木誌』にも所収されています(p.231)。
[補記:画像データ再整備しました 2023.9.6]