小さいと言っては失礼かな・・・ [地域の小さな歴史]
秋の連休中のいろいろなメモないしはスケッチを総決算します(その3)。
前回取り上げた姥塚古墳のお話しで、触れなかったですが、
横穴式石室を覆う封土(ふうど:墳丘のこと)の形は、平面形が円形で、なので円墳です。
そして墳丘のまわりには、周溝(しゅうこう:東日本ではそういう)が
ぐるっと取り巻いていたことが確認されています。
お寺の本堂側を除いた、そのほぼ周溝に当たる部分は、ぐるっと墓地になっています。
この写真は、古墳の西側、言い換えると本堂の脇から進んで最初の辺りの光景です。
その墓地の一番手前にある、一際大きな墓標が目につきました。
「殉国英霊之墓」とありました。
お彼岸だからということもなく、深々と頭を垂れてお参りをいたしました。
「殉国」・・・国に殉じた・・・
先の大戦で「お国のために」尊い犠牲を払われた方々の墓標なのであります。
この墓標に名前を刻まれた多くの方々は、いまのこの日本を見て・・・。
(ああ、またこの繰り言になってしまった)
目先を変えます。その先に・・・。
殉国英霊之墓の背後に、大きな古墳に抱かれるように、
まだ新しいお墓がありました。
こちらのお墓には、密かに想いを寄せることがありまして、
持参した線香数本を手向け、持参したお水をかけさせていただき、
静かに合掌いたしました。
故人の、そちらの国でのお名前のみ、ご紹介いたします。
戦争で犠牲になられた方々のことや、山梨が輩出した偉大な歴史学者のことなどを
取り上げた記事として、どのようなカテゴリにするか悩みましたが、
「地域の小さな歴史」としました。
でも決して小さいものではない、それが記事タイトルの意図するところでございます。
県指定史跡「姥塚」 [公園・史跡]
秋の連休中のいろいろなメモないしはスケッチを総決算します(その2)。
前回の記事で取り上げた、南照院さんの境内には、
県指定史跡となっている「姥塚(うばづか)」という、県内第一の規模を誇る
横穴式石室墳があります。
考古学的には、「姥塚古墳」とすべきでしょうが、県指定の際の名称は、
そうなっています。
それはさておき、南西の方角に口を開けた横穴式石室の入口が見えますね。
この古墳の石室の規模は、全国的に見てもとても大きなものといわれています。
こちらが石室の入口部分。
いつの頃か石室の閉塞が解かれ、数年前までは、中に入れるようになっていました。
現在は、石室の入口の石組みの状態が不安定になっていて、
危険なため立ち入り禁止のウマが置かれています。
中望遠のレンズでストロボ撮影してみました。
中のようすが すっかりわかるとはいきませんが、
格子の仕切りが存在していることは、おわかりになるでしょうか。
その格子の向こう側には、南照院さんゆかりの観音さまが安置されています。
かつては“井之上の穴観音さん”として、近郷近在からの信仰を集め、
盛大なお祀りも行われてきたそうです。
石室入り口の手前に、大きな自然石が横たわっています。
姥塚古墳の横穴式石室は、こうした大きくて、長めの自然石を
たくみに組み合わせて構造されています。
なお、この石には、ある伝説が伝わっています。それは・・・。
えーと、えーと、何だっけ?
いまは、思い出せません。またいつか・・・。
なぁーんだ。「お墓」ってこのことだったの? うん?
「なんしょういん」さん [寺院めぐり]
秋の連休中のいろいろなメモないしはスケッチを総決算します(その1)。
笛吹市御坂町井之上にある南照院さんです。
このお寺さんは、ある意味で注目のお寺さんなので、
このブログですでに、取り上げていたかと思い、検索してみたのですが、
未収録でありました。
いまなぜ、南照院さん? 何が注目?? どうして???
それは、この総決算シリーズをご覧になってトータルで感じてみてください。
わずかな訪問の時間の中で、何組ものお墓参りに訪れた家族連れをお見受けしました。
秋の連休の後半は、秋のお彼岸に当たっていたのですね。
お寺さんの裏手には、「お墓」があるのでありました。
どうしてお墓にカギ括弧がつくの? どうして?? なぜ???
それは・・・。
秋のお彼岸のお中日のサンセット [さんせっとorとわいらいと]
今日は、秋のお彼岸のお中日でもありましたが、また秋分の日の祝日でありました。
16時40分。市川三郷町高田地内の笛吹川(まだ釜無川と合流してない)の
左岸堤防の上から見た、秋分の日の日没です。
正確にいうなら、まだ没するまでに、少し時間がありましたが、
タイムリミットがあったので、こんなものです。
雲間に沈み行く太陽があり、その斜めにさしこむ光が、
笛吹川の流れに反射し、キラキラしていました。
こうして、秋分の日の日没を迎え、いままた、5連休の終焉の時を迎えようとしています。
この間の収穫が未整理の内に・・・です。
でもまた明日から、がんばるべ!
葡萄畑と送電線 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]
やまなしの秋というと、何といっても葡萄ですね。
今回は、葡萄畑と送電線の組み合わせ、ご覧いただきます。
送電線は、甲信幹線、そして見えている鉄塔は、その402号鉄塔。
ここまでくると、通の方には、あそこで撮ってるな、とわかってしまいますね。
秋の日差しを浴びて、おいしく、おいしく育っているのは、
甲州ブドウと見受けられましたが、どうでしょうか。
最近は、品種がいろいろになってきていて、見ただけでは難しいですし、
だからといって、勝手につまんでみるわけにも行かないですし、そんなところで・・・。
桑畑と送電線 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]
前々回の「蕎麦畑と送電線」の焼き直しのような記事で、恐縮です。
その蕎麦畑のすぐ隣は、桑畑になっていました。
桑畑のクワの葉越しの送電線です。
画面中央が、大正年間建造のオールドファッションドの甲信幹線の鉄塔。
向こう側は、江草線も併架する課題もあって、背の高いスマートな鉄塔になっています。
二つ並ぶ(それにクワの葉も)と歴史が感じられます。
こちらは、ご覧になって、懐かしさを感じられる方もおられるかな・・・。
桑の畑のクワの木の先の方の葉っぱです。
近づいて、ソバの花です [はないちもんめ]
前回の記事で、蕎麦畑ということで、白いソバの花が咲いていることをお伝えしましたが、
その後に、この写真載せようかと思ってたのですが、
何となく、そのままに流れてしまいました。
で、あらためてですが、うんと近づいて“そば”で見たソバの花です。
まあ、近づかなくてもソバの花は、ソバの花・・・、遠くから見てもソバの花・・・。
(ああ、マイク・マンに聞かれたら、さぶぅ~、っていわれそう・・・、やれやれ)
この花が、やがて実を結んで、おいしいお蕎麦のもとになるのですね。
そういう意味で、貴重な存在。
おいしく実り遊ばせ!!! 心の中で、おおきく声をかけました。
ところで、このソバの花には、おいしい蜜がたくさんあるらしく、
何種類ものチョウが来て、せっせと蜜を頂戴していました。
モンキチョウ、イチモンジセセリ、ヒメアカタテハ、ツマグロヒョウモン、
それにアオスジアゲハまで。他に花に来るハチやアブの仲間など、
たくさんの種類の昆虫が来ていました。
それぞれに「わたしゃ、あなたの そばがいい!」なっていいながら・・・。
(おっと、またまた“さぶい”ことを・・・)
蕎麦畑と送電線 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]
甲斐市宇津谷の田園地帯、細いコンクリート舗装の農道を進んでいくと、
急に蕎麦(ソバ)の畑が目の前に広がりました。
秋蕎麦ですね。
稲刈りもそうですが、ソバも花が咲いて、やがて実り、収穫に・・・。
そしておいしいお蕎麦が いただける・・・。
きっと蕎麦を食べるまでの過程でも、電気の力は必要か。
手前の、少し古めの送電線鉄塔がある方が、甲信幹線。
向こう側は、下段に江草線を併架する穴山線であります。
今日も休み無く電力を送っている送電線に、感謝。
100MB達成記念インタビュー [エートマンのウェブメモ]
みなさん、またまた、お久しぶりでございます。ご機嫌いかがですか。
わたくしは、赤トンボのマイクと申します。ご記憶でございましょうか。
お忘れの方、また初めてお目にかかる方は、わたくし目の過去2回の登場履歴をご参照ください。
初めての登場は、2008年9月7日で、このブログ
『えーと 何だっけ?!』の投稿1000回記念に寄せてのインタビュー記事でありました。
その次、つまり前回は、2008年11月15日で、『えーと 何だっけ?!』開設3周年の
記念としてインタビューをさせていただきました。
えーい、そんな履歴は、どっちでもいいから、早く中身に、はいれっ! ですか。
はいはい、わかりました。では早速、いつもつまんねい記事を
だらだらと書かれているbnvn05あるいはエート・マンさんに、インタビューしてみます。
どうか、最後までお付き合いをお願いします。
稲刈りと送電線 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]
この秋の連休中、米どころでは、稲刈りで、大忙しのよう・・・。
ここでは、コンバインでイネを刈り取り、そのまま脱穀まで。
超スピードで、イネは籾になっていき、やがておいしいお米に・・・。
コンバインによる刈り取り作業の向こうに、どっしりと構え、
稲刈りのようすを見守るのは、甲信幹線の402号鉄塔。
場所は、甲斐市宇津谷でありました。
さて、このテーマ、この構図、似たようなものがあったこと、ご記憶ではありませんか。
そうです、いまが稲刈りの“田作り”の最初は、代かき。
2009年5月7日の記事に、「代かきと送電線」があり、今回のは、それと対をなすものでした。
[補記:画像データと記事リンクの再設定、段落入替をおこないました 2023.11.11]