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あらかわきょうりょう [橋と川の文化誌]

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 たいへん強い台風が、いま、近づいています。
そんなムードの中で、話題は、自然に荒川橋梁になりました。
荒川に架かる、JR中央線の橋です、歴史的な・・・。

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 この橋の上を、一日に何本もの列車が通っていきます。
列車が渡るときは、音が響いて、ゴォーっという感じです。
 この橋の下を流れるのは、荒川。
荒川は、東京を流れるのが有名ですが、荒ぶる川ということから名付けられたもので、
洪水を起こしやすい川ということでは、わが国のいたるところにある、
固有名詞と言うよりは一般名詞に近い感じがする川の名です。
 この川は、台風などによる大雨が降ると、ごぉーっと言う音を立てて、
大水が流れていきます。
時には、堤防を破ったりして、暴れることも、それで荒川。

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 荒川橋梁は、下り線が、たいへん古く、手前側の上り線は、新しいのです。
それは、橋脚の姿に、端的に表れています。
 古くは、甲府から西側の竜王・韮崎方面へは、単線でした。
上流側に新しく線路を増やし、荒川橋梁も架け足したのです。
それが、こうした橋脚に現れています。

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 長い年月がんばってきた、いまの下り線の荒川橋梁の橋脚です。
風格がありますね。その昔は、上りも下りも担当していた、中央線の縁の下の力持ち。
長い年月の中では、何度か台風も来て、すごい水流が逆巻くこともあったかと・・・。
これからも、がんばれ、荒川橋梁!!!
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