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こちらもまた塗装工事中-万栄橋 [川と橋の文化誌]

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 国道52号沿いの南部町万沢の越渡(こしど)地区の
富士川右岸堤防に立って、南側(富士川下流方向)を見ています。
富士川の流れのずっと向こうに屹立するお山は、静岡との県境をなす白鳥山であります。

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 富士川の流れの向こうに見えているのは、山梨県域で富士川最南端になる橋の、
4連のトラス橋の、万栄橋であります。
この万栄橋、折しも塗装工事が進められているところでした。
すでに峡南橋において塗装工事が行われていることは、昨年12月に紹介済みですが、
こちらもお化粧直し、橋ファンとするとうれしい限りです。

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 この万栄橋のトラス構造は、単純ではありません。
西側の2径間分は、平行弦トラスですが・・・。

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 塗装工事が進められている東側の2径間については、
上弦が弓なりになるトラスになっています。
富士川にかかる橋梁の多くは、トラス式のものでしたが、
最近進められている架け替えにより、多くはトラス以外に姿を変えてきています。
すでに解体されてしまったものも含め、多くのトラス橋は
よく見るとそれぞれが個性的で、おなじものは2つとない、といわれる状況です。
そんな個性的なトラス橋の1つ、万栄橋も、今回の塗装工事により、
まだまだ現役でいられるのだなぁ、そんな想いに包まれたのでありました。