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軌道モータカー あっと十島 [鉄道・電気機関車]

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 こちらはJR身延線の十島駅の構内です。1つの島状ホームを下り(甲府側)から見たものです。
右端の待機線には、前回取り上げたMTTがとまっていまして、
今回のテーマは、左端、ずうっと先にある、やはり保線用の車両のことであります。

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 近寄ったところの全景がこちらです。
この車両は、いったいどんなお仕事をされるものなのでしょうか。

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 車両の製造標がありました。
これによると、この保線用車両のお名前は、「軌道モータカー」
型番は、TMC 400NCで、その15号機ありました。
そしてお誕生月は平成4年2月。満18歳かな。
製造者は、富士重工業株式会社。

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 製造標のとなりには、「けん引・速度性能表」が貼ってありました。
これによると、勾配0で、250トンの重量を引っ張っても時速45キロ以上はだいじょうぶだと・・・。
そうです、このTMC 400NCは、軌道上の牽引車のようでありました。

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 JR東海のロゴがあります。
その下には、自重が19トンあることもわかります。
ある程度、自重がないと重たいものも引っ張れないし、
基本的には、動力源のディーゼルエンジンなどの重さがあるようです。

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 こちらは、軌道モータカーの後ろ姿です。

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 後部の連結器部分をクローズアップしてみました。
この連結器で、他の車両をけん引したりするもののようですが、
連結器の下にもう一つけん引装置があり(赤く塗装されている)、
そこから連結装置を介して、保線用の専用車両が2つ、つなげられていました。

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 こちらがその保線用車両2つ分です。
手前には、発電機と小型クレーンをのせた台車があり、
その向こうには、枕木運搬用の台車がつながっていました。

 この軌道モータカーとその仲間たちは、前回見たMTTと連携して、
保線作業を行ったりするのでしょうか。
いずれにしても、大切なお役目、人目に付かない縁の下の力持ちといえます。
がんばってください。