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山梨県上野原市・大野貯水池 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

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 前回の話題で、八ッ沢発電所が出てきましたが、その歴史的な水力発電所に
発電エネルギー源としての用水を供給するための施設として、この大野貯水池があります。
アースダムとしての大野貯水池の畔にたち、パチパチと景観を切り取ってみました。
アニメgifでご覧いただいています。

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 上の写真を撮影した場所のかたわらに、こうした表示板がありました。
3枚の情報板で構成されているのですが、中ほどのものには「大野ダム」と。
上は、八ッ沢発電所の用水の利用に関する情報の表示となっており、
それから下は、平成17年12月27日付けで重要文化財に指定された旨の情報となっています。
指定の名称は、「八ッ沢発電所施設」であり、それに係る3つの構成要素、
すなわち(1)大野調整池堰堤 (2)大野調整池制水門 (3)大野調整池余水路だそうです。
重要文化財「八ッ沢発電所施設」を構成する要素は、これ以外にもたくさんあって、
建造物というカテゴリで ここに見た3件を含む計20件、それにこの大野調整池の敷地、
それらのトータルが1つの重要文化財ということです。
これについての詳細は、所有者の東京電力さんのHPの中のプレス用資料に出ています。
お知りになりたい方は、http://www.tepco.co.jp/cc/press/05122701-j.html をご覧ください。


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 大野貯水池(これが一般的な名称なので、この記事ではこれでいきます)は、また
野鳥の宝庫として、野鳥ファンのみならず、よく広く知られています。
このゴールデンウィーク中に訪問したときには、この写真のキンクロハジロや・・・。

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 こうしたオオバンなどが観察されました。

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 ここ、大野貯水池の豊かな自然や歴史的な概要について、
小学校高学年くらいでもわかるような易しい解説板も見られました。
この解説板の情報を参考に、少しだけ池のまわりの観察園路を歩いてみました。

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 園路で最初に気になったのは、何かの神様が祀ってある小島です。
たまたま近くで園路の除草作業をされていた地元の方にお話を伺うことができました。
「弁天」さんをお祀りしているもので、明治時代の終わりにここに貯水池ができる以前からあり、
そのまま島として残されたのだとのことでありました。

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 さらに進むと、八ッ沢発電所に送る発電用用水の取水施設がありました。

 まだまだボリュームがある大野貯水池でしたが、とりあえずこの辺りまで・・・。
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