中央高速バス脱出・・・渋滞情報によりJR中央線へ・続編 [鉄道・電気機関車]
前回の記事の始まりと同じ写真(再掲)です。
今回は、移動の際のようすをちょっと細かく取り上げます。
すでにお話ししたように、日野バス停で中央高速バスを離脱し、
側道から市道に出て北に向かい、都道(南側延長は神奈川県道である)503号相模原立川線に出て、
見上げるとそこに多摩都市モノレールの軌道があるのです。
まずは、モノレールの軌道の橋脚に付けられていた建造に係るプレートです。
これにより、東京都により「多摩都市モノレール構造物設計指針」が定められ、
この指針によって設計され、建造されたことがわかります。
ところで、このプレートには、一際大きな文字で「東京都」というのが確認されますが、
モノレールの事業主体はどうなっているのか、東京都はどんな役割を果たしているのか、
ちょっとばかり気になって、多摩モノレールの公式HPをのぞいてみました。
その中に次のような説明がありましたので、少々長いですが、引用します。
多摩都市モノレールの建設は、東京都と弊社が一体となって行う事業です。
東京都は、橋脚や軌道桁などのインフラ部分を担当し、弊社が運営基地や
変電所、車両など、主として運行に関わる部分を担当しています。
この中の弊社というのは、多摩都市モノレール株式会社のことで、この会社の株式の
80%近くは東京都が保有しているそうです。
そのモノレールの高架軌道の向こう側に、てぷこさんちの送電線鉄塔が立っていました。
桜ヶ丘線の19号鉄塔のようでありました。
都道503号に沿ってちょっとだけ歩くと、すぐにモノレールの駅が見えてきます。
その名も、「甲州街道」駅でした。
実際の甲州街道・国道20号は、中央自動車道を越えて、約1kmほど南側ではありますが。
エスカレーターを上がって、ついにホームまで。
運行は、「ゆりかもめ」まではいきませんが、かなり自動化されていて、
ホームと線路はフェンスで仕切られおり、乗降口は、スライドドアになっています。
向かい側のそのフェンスには、こんな表示が出ていました。
多摩都市モノレールと中高高速バスは、この駅で接続されるというような意味合いでありました。
待つことしばし、反対側、すなわち多摩センター行きが到着しました。
そうこうしているうちに、当方が向かおうとしている立川駅方面の列車(でいいのかな)
が間もなく到着となりました。
上北台行きです。
この写真の上北台行きのフロント、よく見ると面白いですよ。
ホームのお隣上方にある送電線鉄塔の姿が、一部ですが映り込んでいます。
別画面で大きく見られますので、画像をクリックしてみてください。
先頭車両に乗り込み、初めての多摩モノレールを堪能しました。
甲州街道駅を出てしばらく、多摩川に差しかかるところです。
モノレールの車窓から見た多摩川の流れ、下流側です。
再び視線を前方に戻すと、最初の駅、「柴崎体育館」が近づいてきました。
目指す駅は、その次の「立川南」です。
そしてついに立川南駅でおり、ペディストリアンデッキづたいに、JR立川駅を目指します。
もう目の前のビルが駅の入口なのです。
甲州街道駅から立川南駅まで、料金200円、所要時間5分ちょっと。
短い時間のことでしたが、エートマンにとっての夏休みの大冒険でした。