こまはし・22 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]
赤白に塗装された駒橋線22号鉄塔です。
今回のテーマは、「赤白の場合」です。
駒橋線22号鉄塔は、高さが39m。
以前の航空法の関係法令の規定では、赤白に塗装する必要が60mを越えた場合とされ、
この高さでは、それに該当しません。でも近年法律の運用が改められ、
谷を渡る部分で、谷底から送電線までの高さが60mを越える場合には、
赤白塗装など、航空機に障害を伝える必要が生じ、こうしたことになっているようです。
もっとも、送電線の真下の谷川には、中央自動車道が通過していて、
60m超という実感はありませんでしたが、それでも
そこをヘリコプターなど通過することがないとは言えず、安全に配慮しています。
こちらは、前回取り上げた23号鉄塔の方向を展望したものです。
右端に中央自動車道、真ん中はその側道、そして左側に、側道に沿うように駒橋線です。
手前の駒橋線23号と、その向こうの24号を大きく見ています。
こちらの写真は、駒橋線23号鉄塔の付近から、今回の22号鉄塔と
その先の21号鉄塔を見ています。
とくに駒橋線21号鉄塔は、22号と対を成し、谷を渡る両サイドの鉄塔として赤白になっています。
21号の場合さらに分岐鉄塔になっています。
これは、少し前に中央高速バスの車窓から見たときのことをレポートしていますが、
まさにそれです。
その方向を少し広く見ました。
向こう側の黒っぽく見える山の頂に21号鉄塔が建ち、
山の稜線を分岐線が通っているのがわかります。
次回は、分岐線の先端はどうなっているのか・・・になります。