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忘れていたささやき [いのり・信仰]

 昨年のこの日、甲斐市内のとある墓地を見ていたときのスケッチ。
いろいろあって、忘れていました。
でも、忘れないで・・・というささやきが聞こえ(?)、ここに登場です。

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 ぱっちりお目々、四角いお口、何かささやいています。
何かは、わかりません・・・。

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 こちらも、2つ並んでささやいています。
(ボクタチ、フタゴ ダヨ)
う~ん、これ、違うな、きっと。

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 こちらは、どうなのでしょうか。
角をはやして、目を三角に、口「へ」の字・・・?
考えすぎでしょうか。

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 愛をささやいてる・・・?
どうだか。

 いずれも江戸時代と見られる「石祠」(せきし、でも石祠と呼んでいいのかな)です。
墓地には、新しい石塔などに混じって、こうしたものが見かけられることがあります。
こうした形の石造物を作るには、それなりの知識(考えや財力)が必要です。
当時の人びとの祈り、信仰がそこにはあります。
どんなふうな心だったのか、大方忘れ去られてしまっています。
エートマンは、写真を撮ったことさえ、1年も忘れていました。
いま改めて、ささやきに耳を傾ける心を取り戻しました。
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