SSブログ

こうさい9 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

110528kosai9a.jpg

 五明川6号橋の欄干に、雨のしずくが育っていました。

110528kosai9b.jpg

 いくつもいくつも・・・。
それぞれの水滴の中に、逆さまの送電線鉄塔が・・・。

110528kosai9c.jpg

 甲西線の9号鉄塔です。
甲西線は、次の10号鉄塔のすぐ先で、甲西変電所がターミナルとなります。
終着の1つ手前のこの9号鉄塔もよく見ると、分岐させ、それを引き下ろす構造になっていて、
向かって右手に小さな変電施設が見られます。

110528kosai9d.jpg

 変電施設は、甲西工業団地にあるTDKという製造業工場の専用施設です。

110528kosai9e.jpg

 甲西線9号鉄塔は、昭和62年(1987)3月の建造で、高さは32m。
写真はそれを示すプレートでありました。
nice!(0)  コメント(0) 

橋の多い川とその6番目の橋 [川と橋の文化誌]

110528gomei6th01.jpg

 富士川支流の、滝沢川と坪川に挟まれた扇のような形をした「五明(ごめい)」
と呼ばれる、現在の南アルプス市の一地域があります。
明治8年(1875)から昭和30年(1955)までの間、「五明村」といいました。
荊沢・大師・清水・宮沢・戸田の5つの大字は、そのまま今の南アルプス市の
中に引き継がれているので、見当が付くかと思います。
 その五明地区の中を流れる中小河川を「五明川」といいます。
地図上で確認するその流れの長さは3kmもないのではないかと思われるほどの川です。
 川であるので、橋が架かります。
写真は、五明川6号橋であります。
下流側から数えて6番目の橋ということのようです。

110528gomei6th03.jpg

 昨日(2011年5月28日)の雨の中、その五明川6号橋を見ました。
欄干の下流側東詰寄りの基礎部分に河川名のプレートが見られました。いわく「五明川」
遠くに雨に霞む送電線鉄塔は、甲西線8号鉄塔です。

110528gomei6th04.jpg

 こちらも同様に五明川6号橋の下流側を西詰め辺りから見ています。
そこにあるプレート「ごめいかわろくごうきょう」は橋名の読みを表しています。

110528gomei6th05.jpg

 反対に上流側を見ますと、こちらのプレートは竣工年月を示したもので
「平成21年8月竣工」ということですので、かなり最近の橋の例ということになります。

110528gomei6th02.jpg

 最後に橋桁に取り付けてあるプレートの確認です。
コンクリート桁橋なので、いままで何度も目にしている鋼製桁橋のプレートとは
少しようすが違っていますが、基本的には道路示方書の2002年版に基づくA活荷重で設計された
プレテンション方式によるコンクリート桁となっているということがわかります。
プレテンション方式とは、橋桁を工場などで製作する際、PC鋼材により
あらかじめ緊張を加えるやり方で、丈夫なコンクリート桁とし、現場搬入、架橋するもの。
県の県土整備部が工事主体のようですが、「2009年5月」は竣工より3月ほど早く、
工場での完成時期ないしは現場に架設された時期を意味する・・・かと思われます。
(専門外なので、そうした微妙なところはわかりません)

 昔でいう2等橋、そう大きな橋ではありませんが、
五明川にいくつも架かる橋の1つ、興味をそそられました。
nice!(0)  コメント(0)