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万年橋のインデックス [川と橋の文化誌]

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 「万年橋」 それは山梨県内にはいくつもあります。
 しかしながら、ネットで「万年橋」を検索し、それに迫ろうとしても、多くヒットするのは
葛飾北斎の「富嶽三十六景」中の「深川万年橋」なのであり、
そうした著名な「万年橋」の歴史的文化的な広がりを知ることこそあれ、
この山梨のどこに、どんな万年橋があるのか・・・ということに迫ることはできません。

 そうした状況の中からうまれたエートマンの「万年橋」の地名表です。
このインデックスを糸口に、やまなしの万年橋のいろいろをご覧ください。
ちなみに上の写真は、春木川に架かる万年橋です。

 なお、一部についてリンクが不完全なところがあります。順次整備する予定です。
不行き届きにつきましては、しばらくご容赦ください。

 [iモード] 橋の名前     川の名前       所在地      記事リンク
 01 万年橋    畔沢川(富士川水系)  富士川町鰍沢・最勝寺  2013.5.26
 02 万年橋    滝沢川(富士川水系)  南アルプス市戸田  2013.9.29
 03 万年橋(旧) 新川(富士川水系)   市川三郷町黒沢  2008.10.3
 03 新万年橋    新川(富士川水系)   市川三郷町黒沢  2007.12.26
 04 万年橋    新川(富士川水系)   市川三郷町帯那  2008.1.9
 05 万年橋    春木川(早川水系)   早川町赤沢    2011.7.3
 06 万年橋    保川(早川水系)    早川町保     2017.2.15 2017.2.16
 07 万年橋(新) 鎌田川(笛吹川水系)  中央市乙黒    2009.2.21 2009.1.20
 07 万年橋(旧) 鎌田川(笛吹川水系)  中央市乙黒    2008.6.7 2008.8.2 2008.8.3
 08 万年橋    濁川(笛吹川水系)   甲府市増坪町   2007.12.18
 09 万年橋    荒川(笛吹川水系)   甲府市平瀬町   2008.1.25
 10 万年橋    笛吹川(笛吹川水系)  笛吹市石和町   2007.12.22
 11 万年橋    須玉川(釜無川水系)  北杜市須玉町   2008.1.15

*注)地名表の表記順は水系別です。整理番号は変更になることがあります。

まだまだありました、万年橋 [川と橋の文化誌]

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 富士川支流早川のそのまた支流に春木川があり、その川に架かる橋の1つに
万年橋があることに、あることで周辺の地図を見ていて気付きました。
それで、昨日その現場を訪ねてみることに・・・。
 川に沿った道路を車があがれるところまで行って、行き過ぎに気付き、
戻りながらチェックすることにしたところ、今度はすぐにわかりました。

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 初めの写真は、早川町赤沢地内を流れる春木川に架かる万年橋
(このように形容詞つけないと、いくつもあってどの万年橋かわからなくなります)
を南詰から見たものですが、そちらから見た上流側のプレートです。
ひらがなで「まんねんばし」とありました。

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 同じく南詰の下流側には、「昭和51年5月竣功」とありました。
1976年ですから、この万年橋のお年も満35歳ということですね。
まだまだ「お若いの!」というところ、あと9、965年がんばらないと
お名前どおりの万年にはならないみたい・・・。

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 南詰から万年橋を渡り、中程まで到達したところで、上流側を見ました。
南アルプスの山懐を切り裂くように流れる春木川です。

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 こちら、反対に下流側です。
春木川はこの万年橋の付近で、クランク状に流れが曲折しています。

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 橋を徒歩で歩ききって、今度は北詰より見てみました。
センターラインが引けるほど幅員があるものではなく、見た感じ、二等橋です。

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 北詰の上流側にあるプレートで、「春木川」と河川名が記されていて、

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 反対の下流側プレートには、「万年橋」と、今度は漢字で刻されていたのです。
まさしく「万年橋」と実感しました。

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 さらに右岸下流側に下がり、橋の側面観を確認です。
赤い塗装がされた鋼製桁橋(橋脚無し)でありました。

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 再び南詰に戻って、鋼製の橋桁をのぞき込んで例のものを探しました。
結局、ありそうな場所をすべてチェックしてみましたが、道路示方書に基づく
例のプレートは確認できませんでした。

 でも、ともかくも、万年橋、じっくり見学・・・でありました。


(後で「ちず丸」で確認すると、ちゃんと出ていました。地図はこちら)[バッド(下向き矢印)]
*2017.2.13注記; 最初の投稿時には、「ちず丸」という便利なマップを提供するサイトが
 存在したのですが、しばらくして閉鎖され、いまはありません。残念・・・。