こんなのも・・・2011 [鉄道・電気機関車]
JR中央線の石和温泉駅でのスケッチです。
1番線(下り線)ホームを観察中。視点はホームの屋根とそれを支える柱。
その1番線から、向こう側、2番線ホームを見ています。
というか、オーバーブリッジ式の連絡路の2番線への降り口を見ているのですが。
さらに、連絡路のオーバーブリッジ部分。
上下2本の線路を越えて、上り線ホームと下り線ホームを連絡しています。
それでさらに連絡橋の下り線側の階段下から、構造のようすを見ています。
画面中央の下側に入口ドアが見えてまして、その上にちょっと注目・・・。
それがこちら。
「建物財産標 / 鉄 / 倉庫 3号 / 昭和40年3月30日」と4段分の情報を拾ってみました。
あれっ、こんなのも、いつか見たことありましたね。それもこの石和温泉駅で・・・。
この日、上京する課題がありまして、なぜか、この石和温泉駅から上りの
かいじ号に乗ることになっていたのですが、少々時間がありましたので、
レトロな駅の構造を楽しんだということであります。
以前に取り上げた、この駅の別の場所で見た「建物財産標」は、昭和11年のものでしたが、
ともかくとして昭和という時代に、この駅の構造がなされたのですが、
構造材には、古レール、すなわち磨り減って新しいものに取り替えられるという運命をたどった
廃棄レールが、切断されたり、溶接ないしはボルト止めされ、それによってホームの屋根や
連絡橋が造られているのでありました。
もっとも石和温泉駅のすべてで、ということではなく、連絡橋の周辺、
この写真で、破線で示したような部分についてではありますが。
あっ、写真が前後しますが、初めから撮影していたのは1番線ホーム側。
で、上りのあずさ号を利用するには2番線ホームに行かねばならぬので、
連絡橋を渡ります。
1番線ホーム側からトコトコと階段を上り、ほぼ登り切ったところで振り返ってください。
そこには・・・・・。
こんなのも、見られます。
ドイツのライン製鋼所(Rheinische Stahlwerke 略号R.S.W)で、1926年に製造された
ことを示す陽刻があるのです。
実に歴史を感じ、思わずウットリです。
みなさん、どうぞ石和温泉駅を利用しましょう、出来る限り時間に余裕を持って。
そしてこうしたお楽しみを探してみましょう。
それでは、出発です・・・(かなりウットリしながら書いているので、時間の流れが乱れてます)。
前回の「こんなのも・・・」については、次のとおりです。
2006年08月07日 こんなのも・・・
追伸: 他にもいっぱい年代や製造所の情報が見られるのですが、
ペイントが厚くなってしまっていて、なかなか判読しにくくなっています。
追伸その2: 夏休みの自由研究などで、あちこちの駅の古レールのこと
調べたいお友達には、次のWEBサイトが参考になるのでご案内します。
「古レールのページ」 (http://homepage1.nifty.com/arashi/)