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レインコート着て・・・ [田や畑でスケッチ]

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 やまなし・・・といえば、ブドウ! ですよ。
山梨県は笛吹市、その御坂町と八代町にまたがる竹居地区。
ヤマトタケル伝説で知られた花鳥山(はなとりやま)の山裾に当たり、
大部分が笛吹川(=富士川)の支流・浅川の流れがつくりだした扇状地となっています。
 ここでは、モモやブドウの生産が盛ん。
秋本番の実りを静かに待ち続けるブドウ畑のスケッチです。
 一面に広がるブドウ棚。太く成長したブドウの木。それからいっぱいに枝が広がっている。
そのブドウ棚の下、地面には銀色のシートが敷き延べられています。
これは、これから収穫までの間に色付きをよくするため、
地表に木漏れ日ってくる光を反射させ、ブドウの房の下向きの部分にも
太陽光の恩恵を行き渡らせようとのもの・・・らしいです。

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 何という品種なのか、ちょっとよくわかりません(ブドウは、食べるのが専門なので・・・)。
たわわに実っています。
それぞれに黄緑色からブドウ色に、模様替えをしつつ・・・です。

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 そのブドウの房、よく見てみますと、肩の部分に透明なフィルムが取り付けられていますね。
この撮影時は、台風12号がもたらした雨模様。
その雨の水滴が、透明なフィルムにいっぱいについています。
こんなときだからこそ、その効果がよくわかるというもの。
高級なおブドウさんに、農家の方の丹精のいっかんとして、
レインコート着せた状態になっているのです。
直接雨が当たるとブドウを腐敗させる菌が繁殖したりして、品質低下をまねくので、
それを防ぐレインコートだと思われますが、それにしても一房ひとふさ、手がかかっていますね。