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さらに・・・きはらはし [川と橋の文化誌]

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 もう一度、木原橋の話題、ちょっと細かく・・・です。

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 南詰の上流側で、欄干などのようすを観察です。
この時代によく見られた雰囲気です。
明確な親柱が無く、コンクリート製の縁の部分に飛び出してプレートが設置されています。
ここでは川の名称「七覚川」との表記があります。

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 北詰の下流側では「昭和58年1月竣功」とありました。
先ほどいった「この時代」とは昭和50年代の頃のこと・・・を意味するものでした。

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 鋼製の桁に取り付けられた道路示方書に基づく規格の表示プレートを確認しました。
下流側のサイドで南詰近くにあります。
これによると、旧豊富村が建設主体で、1980年版の道路示方書に基づいた一等橋だとわかります。
けっこう立派な規格で、カーブをもち通行しやすく設計された橋のなのですが、
いまはすぐ近くにシルクラインというより高規格の道路が出来ていて、
通行する車も少なくなっていて、少し寂しく感じるのですが、せっかくの命、
まだまだがんばって欲しく思われました。

 なお、塗装情報もいっしょに見られましたが、それによると
鋼製の橋桁の塗装は竣工時以来のもののようで、28年経過、なかなかしっかりとした塗装のお陰、
まだ行けそうな感じです。

[補記:画像データの再設定を行いました。2023.11.3]