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旧橋撤去・・・南部橋(その1) [川と橋の文化誌]

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 南部町文化ホールの緞帳に描かれていた南部橋(旧橋)です。
内船歌舞伎を鑑賞の間にも、旧橋はいまどうなっている? 少々心配でした。

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 文化ホールをあとにして、旧橋に目をやりました。
ああっ、中央径間が・・・なくなってる・・・。

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 富士川左岸堤防沿いに少し近づいてみると、中央径間のトラス構造材は
すっかり片付けられていて、コンクリート床盤の残骸と思しきものが見られるだけでした。

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 この赤い南部橋(新橋)は、南部の火祭りを思わせる強烈な赤で塗装されています。
この橋が完成し、供用されたからには、旧橋の解体は時間の問題でありました。

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 新橋越しに、旧橋を見ました。富士川の河原に下りて・・・。
新しい橋を快適に走る車の姿を見つつも、その向こうの解体現場に目をやると、
それは定めではあるのですが、少しもの悲しい気分に襲われました。
これからまだしばらく旧橋の撤去には時間がかかることでしょう。
11月から5月頃までの渇水期に、コンクリート製の橋台の基礎部分まで撤去しなければならない、
たぶん2シーズンは必要か。
それまで、時折、解体のようすを見て、記録にとどめていくことにしましょう。

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 この日は、とても天気が良く、富士川の流れるはるか向こうに、雪をいただいた
八ヶ岳が見えるのでした。