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火の見ちゃん50 [火の見櫓]

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 50回目の記念すべき火の見櫓は、笛吹市一宮町南野呂地区で見た
これまた背の高い、年代も古い火の見櫓です。
秋色のモミジを添えて逆光でお出ましとなりました。

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 反対の方向から順光で見ました。

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 この火の見櫓には、3つの鏨彫りによって記された刻銘のある
鉄板プレートが取り付けられています。
これはその1つで、この地域の出身で米国によって成功をおさめられたと思しき方が、
帰朝された際に寄附されたことによってこの火の見櫓ができました・・・というような趣旨で
その日付が昭和27年5月5日とうがたれています。

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 他に別な方が帰朝された記念にサイレンを1基寄贈したという趣旨のプレートと、
それからこの写真の火の見櫓の制作者に関するプレートがあるのでした。

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 「坂野鉄工場」さんはまだご健在か。
甲府盆地の東部には、こちらの製作された作品が多く見られるとの情報をいただいたのは
だいぶ前のこと、ここで情報提供をしてくださった酔人さんに厚く感謝申し上げます。

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 それにしてもこのところの火の見櫓は、スピーカがたくさん付いています。
生き残りをかけた火の見櫓のなかに、放送塔のような機能に特化したものが多く見られる
ような気がします。