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熊野堂の熊野神社(その3) [いのり・信仰]

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 笛吹市春日居町熊野堂にある熊野神社についての続々編です。
またこの写真は続編に使用したもの1枚の再掲です。
 さて、神社の境内には、「蚕影山・子安神等」を祀るとありましたので、
境内をぐるっと見渡しますと・・・。

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 まずは蚕影山。

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 蚕影山は、このブログでは「こかげさん」と呼んでいますが、
先ほどの看板のふりがなでは「こかげ」でした。
いずれにしても、かつて盛んであった養蚕の守り神であり、
豊かな現金収入をもたらせてくれるカイコ(蚕;病気になりやすい)の成育が順調であること、
繭の、ひいては絹の収量が多くならんこと等について祈りを込めたものでありました。

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 側面に、「明治二十年 / 第九月祭祀建設」との彫り込みが認められました。
まだ養蚕技術が発展途上だった頃で、その一方で蚕がもたらす恩恵への期待値が大きく上昇した
そんな時期に建てられたものと受け止められます。

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 それから、子安神の方ですが、これかな???