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ひこばえ [田や畑でスケッチ]

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 甲府市富士見2丁目あたりの、住宅地に残る水田のスケッチです。
向こうに写っている送電線は、今回のテーマではありません。

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 田の面に目をやると、おや田植えしたのかしら、と思わんばかりでした。

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 よ~く見れば、稲刈りが終わった田んぼに残った切り株の中から、
「ひこばえ」が20~30cmほどに伸びている・・・と理解されました。

 ひこばえは、漢字で書くと蘖という難しい字を用いるほか、孫生、
あるいは彦ばえと表記する例もあるようですが、
樹木の根元や切り株から目が出て伸びたものを指すほか、
こうした稲の切り株からの自然に伸びる側芽のことをいうのだそうです。

 ひこばえが、このように成長するのは、基本的には稲刈り後もイネの成長に必要な
高い気温が持続するためによっているようですが、このままそうした気温が続くと
再び穂が出て、お米がつくほどになるそうですよ。