元日の米倉山で2013・・・その6;国内一峰・二峰、etc. [甲斐の山々]
米倉山の山頂部からは、ほんの少しだけ富士山(3776m)が見えます。
ほんのちょっとでも、富士山は富士山。
今年はめでたく、世界遺産イヤーとなるか、初夏にはそれが明らかになるそうです。
それからこちらは北岳(3193m)。国内第二峰は、山頂部に雲がかかってしまいました。
北岳から南の鞍部に下がると、そこには雪に閉ざされた北岳山荘の姿が確認できました。
元日の米倉山で2013・・・その5;チャノキ [田や畑でスケッチ]
チャノキは、中国南西部ないしベトナム~インドあたりを原産とする
ツバキ科ツバキ属の常緑低木です。
わたしたちは、その若い葉を利用し、お茶を楽しみます。
さて、米倉山では、注意してみると、あちこちにこのチャノキを見ることができます。
その存在の意義は、どこにあったのでしょうか。
まあ、特に米倉山に限らったことではないのですが、チャノキは畑の境目や
畑の段差の法面など、ローカルでは「くろ」と呼ばれるような場所に植えられています。
お茶の葉をスーパーなどで買ってきて、お湯を沸かしてお茶を飲む、
ないしは完全にお茶になったものがペットボトルなどの容器で買え、いつでも飲める・・・。
そんな時代が始まる前は、自給自足的なライフスタイルが基本で、お茶も自家製、
忙しい農作業の合間に、葉を摘み煎じて飲んでいた・・・。
そんな時代があったことをチャノキは黙して語りませんが、そうなんですね。
米倉山でチャノキを見て、持続可能な循環型社会のことを考えてしまいました。
元日の米倉山で2013・・・その4;メガソーラー [送電線と鉄塔&発電所・変電所]
米倉山といえば、昔は一面の桑畑・・・、今はメガソーラー発電所・・・ですね。
ぐっとパネルに迫ってみたところ、右下の陽の当たらないところに、
暮れに降った雪が滑り落ちたものが、まだ白く残っていました。
でもパネル面には、さんさんと降り注ぐ太陽の光エネルギーがみなぎっていました。
一面のパネルの海の向こうに、米倉山線9号鉄塔が見えています。
約8万枚のパネルから発生する電力は、あの鉄塔の下にある変遷施設にまとめられ、
昇圧されて3相1回線の送電線に乗せられ、テプコさんちの送電網に合流していきます。
こちらは米倉山線8号鉄塔。たしか昨年の元日にも同じ写真を撮ってましたね。
これが昨年1月2日の「こめぐらやま8」という記事の中から同じ写真を再掲により
ご覧いただきますが、今回のものと昨年のものと大きな違いがありますが、
すぐにおわかりになりますか?
答えは、これです。
米倉山線というこの送電線に、電気が流れているかどうかの違い。
米倉山メガソーラー発電所が公式に発電開始となったのは、2012年の1月27日のことでしたので、
その前の昨年1月1日には電気が流れていなかったというわけです。