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福光園寺のお堂の火炎宝珠 [寺院めぐり]

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 これ、なぁ~んだ。

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 正解は、火炎宝珠(かえん・ほうじゅ)であります。

 方形造(ほうぎょうづくり)の屋根の場合、大棟ができず
かわりに四角い路盤(ろばん)が置かれ、その上に宝珠(ほうじゅ)がのせられます。
とくに路盤宝珠と呼ばれるそうですが、その宝珠のまわりに火炎装飾がついたもの、
それが火炎宝珠です。

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 大野山福光園寺のお堂は、方形造。そしてその頂に火炎宝珠が見られるのでありました。

 ちなみに方形造は、正方形もしくは六角形・八角形の平面形をした建物に特有な屋根の形式で、
六角形の場合、六注。八角形の場合、八注、とそれぞれいわれるのだそうです。

 さて、最後に問題です。
大野山福光園寺のお堂は、正面が三間でありますが、奥行きはどれくらいでしょうか。

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 平面が正方形のお堂の周りに、高欄がついた縁が回っています。
正面左右の高欄の親柱には、擬宝珠がついていました。

 先ほどの問題、ばかばかしいですね。平面が正方形なので、正面が三間であれば
奥行きも三間ですね。擬宝珠高欄付きの回り縁の付く方形造のお堂でありました。