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甲斐住吉駅の駅舎の古レール [鉄道-とくに身延線点描]

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 こちら2004年6月5日に撮影したJR身延線の甲斐住吉駅です。甲府発鰍沢口行きの
普通電車が停車中です。
 今回のテーマは、電車の方ではなくて、駅舎の方です。

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 こちらが、その駅舎です。柱や桁を古レールで構造し、壁はブロック積みとしています。
まあ、駅舎と言うよりは、待合室といった感じはありますが。

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 この駅舎、昭和35年3月に当時の国鉄の建物資産として台帳にのったことを示すプレート
がみられましたので、1960年までの建造と考えられます。こうした年代の構造物ならでは
の古レール、すなわち現役を引退したレールの再利用だといえるものなのですが、具体的
にはどんな状況なのでしょうか。実際のところを以下に見ていきます。

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 まずこの柱材に使用された古レールですが、縦使いのレールのやや上の方に、製造者と
製造年にかかる陽刻の文字列が見られます。

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 こちらの桁材にも同様な陽刻文字列が確認されます。うん、1887年製ということで
しょうか。こんなところにも歴史が感じられます。



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