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さくら、さくら 2013・その2 [巨木・記念木・気になる木]

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 さてこちらは、神代ザクラのある北杜市武川町山高のお隣の、
「真原の桜並木通り」です。

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 こちらのサクラも、とても有名ではありますが、ソメイヨシノであるため、
エドヒガンよりは開花が遅め・・・。
ああ、あそこに1輪咲いているよ・・・くらいなもので、見頃は次の週末からになるようでした。

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 真原から返す道を韮崎市神山町にとって、「わに塚のサクラ」であります。
もっとも県道12号韮崎南アルプス中央線を南進する車窓からの撮影でしたが・・・。
こちらの多くの見物人の姿が見られました。

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 これも立派なサクラです。

さくら、さくら 2013 [巨木・記念木・気になる木]

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 この時期、どこもかしこもサクラの花のめでたく咲き広がり、
それにつけて人出も多くなっているようでございますが、
昨日、そんな桜の名所をいくつか回ってきました。
 ここは北杜市武川町山高にある、とびきり有名な名物ザクラ。
だらかとびきり大勢の人が出ていました。
この写真の中央、ずっと先にズームインすると次の写真に・・・。

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 もう大変な賑わいです。
周辺に、にわか駐車場がいくつも出来て(たいてい1回500円です)、
出店もいくつも並び、お祭り騒ぎとでもいいたいくらい・・・。

 で、どんな名物ザクラなのかというと、多くの人が目を向けている
この写真の左手にそれはありましたので、次はそちらにご案内・・・。

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 人呼んで「つっかい棒ザクラ」・・・いやいやそうではない、
国の天然記念物「山高の神代ザクラ」でございます。

 神代というのは、神代の昔からあるのではないかというくらいに古い!
と信じられてきたことで、その名をいただいたようですが、
エドヒガンの古木なのだそうです。

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 これからもずっと美しく咲き続けてほしい、そんな地元の方々の熱い想いがこめられて、
古木の養生が功を奏し今年も美しい花をつけたようですが、
古くなった枝々が折れやすいので、支えがいくつも施されています。

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 その神代ザクラの咲きぶりをもう少し望遠ズームでアップに。
根元を踏み固めると、サクラの樹勢によくないため、近づけないようになっているので、
望遠レンズは欠かせません。

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 さらに望遠を効かせ、アップにしました。
遠くから眺めても、またこうして近く見ても、美しく、かつ気高いサクラではありました。

 目にしたチラシによると4月1日から25日まで、神代桜祭りが設定されていたようですが、
この神代ザクラ、今年は、いつもよりずっと早く咲き始め、今が満開というところです。

ある切り株 [巨木・記念木・気になる木]

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 先日、甲府市の中心を貫流する荒川の土手をトコトコと歩いているとき、
堤防下に大きな木の切り株を見ました。
とても大きかったので、心中、思わず、すげぇっと声をあげたほどでした。

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 現状では、駐車場の一角、枯死してから相当の期間を経ているようにも見受けられましたが、
往時の姿はいかばかりだったかと、想像がめぐらされました。

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 傍らに説明版がつけられていました、まるで生きているかのように大切に・・・。
いわく「神樹」 よくいったものです。
この木は、シンジュという種類のニガキ科シンジュ属の落葉高木で、ニワウルシの別称もあります。

 昭和44年に刊行された『甲府城総合学術調査報告書』には、甲府城跡にもあちこちに見られるが、
成長が早く、繁殖力も旺盛で、城跡にあっては、石垣の間などに入り込み、短期間に太くなって、
結果的に悪影響をもたらすので、極力早目に除去したほうがよい、という趣旨の記述が見られます。
(いま、この文献は貴重書で、手元になく、記憶により記しているので、ちょっと危ない・・・)

内船八幡さんの大イチョウの黄色 [巨木・記念木・気になる木]

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 内船に行ったら八幡さんを拝まなきゃ・・・・。
でも、今回の話題は、大イチョウ、しかもその色づき。
 赤い鳥居の、両の柱に重なるように左右に、向かって右手に大クスノキ。
そして左手に大イチョウです。

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 鳥居の左脇から見上げた大イチョウ。
18mmレンズの画角におさまりきりません。

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 境内の引きがとれる場所から全体をおさめました。

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 再び近寄って見上げです、逆光で・・・。

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 一番目のカットとは反対方向の景色です。
今度は、左手に大クスノキで、右手が大イチョウ。
そしてその向こう、富士川に架かる赤い南部橋(2011年8月共用の新橋)が見えています。

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 大イチョウにまたスリついて見上げました。
太陽の光にすかされ、明るい黄色、きれいです。
幹のいたるところに、古木のイチョウのしるし、乳が立派に垂れています。

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 太陽を浴びて輝く大イチョウの上の方、少し濃いめの重厚な黄色です。

ひらめき このブログ内の「内船大イチョウ」過去記事
1 2011.12.06 「内船八幡さんの大イチョウ
2 2011.12.26 「内船八幡さん(その1)

あるケヤキ [巨木・記念木・気になる木]

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 県道に出ていた案内板。
「七覚川河川敷のケヤキ」という中央市の指定文化財(天然記念物)の案内サインです。

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 そして・・・これが「七覚川河川敷のケヤキ」
画面の右手が七覚川の堤防で、ケヤキは堤防の川裏側の法面に樹立しています。

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 実はこのケヤキについては、かつて「ごしんぼく・・・」というテーマで
このブログでとりあげています(2006年10月23日)。


 このケヤキ、いま見ると堤防の斜面に生えているように見えるのですが、
もとはさらに3mほど下のところから生えていて、河川の改修事業で
根元が埋められ、現在のようになっているなどのお話、前回の記事にありますので、
あわせてご覧ください。


[補記:画像データと記事リンクの再設定をおこないました 2023.11.9]

熊野堂の熊野神社(その4 特に捻れスギ) [巨木・記念木・気になる木]

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 子安さんかな、と思った場所のかたわらに、1本のスギの木が立っていました。
このスギの木が問題です。

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 方向を変えて見ます。スギの木の向こう側に熊野さんのご本殿が見える、そんな角度です。
このスギ、真っ直ぐではなく、やや屈曲しています。

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 そして幹には捻れが見られるのです。

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 幹の上の方は、主幹が切断されたようになっていて、
そこから両脇に、上に伸びる支幹が出ています。
支幹は素直に真っ直ぐなスギらしい状況です。

 ちょっと変わったスギでありました。こんなふうな木があるのですね。
仮に真っ直ぐ伸びていたら、あの「とあるでんちゅう」のようなものになるかもしれませんね。

気になるクスノキ [巨木・記念木・気になる木]

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 前回の記事で2つ目に使用した写真を再掲しました。
南部町内船の内船浅間神社の境内でのことです。
この写真、よく見るとたいへんなことが起こっているのです。

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 問題は石段です。というか、正確には石段ではなくて、コンクリート製の階段です。
歪んでます。また破壊されている部分もあります。
ここを訪れて最初に感じたのは、地すべり???・・・でした。
でもどうみても地すべりではなさそうでした。
それではなんだろう・・・?

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 それは、階段の左手にあるクスノキの力によるものではと考えるにいたりました。
このクスノキ、とっても若くて元気で、成長著しいもののようです。
その成長が、浅間神社のお参り道になっている階段を歪めてしまったようです。

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 すぐ近くではうまく撮影できませんでした。
離れて身延線の線路近くまで離れて撮影した若くて元気いっぱいのクスノキでありました。

あのエノキのいま・・・ [巨木・記念木・気になる木]

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 甲府市東下条町地内の荒川左岸堤防上にある大きなエノキの木です。
このエノキ、国道358号を毎日のように通りながら季節の移り変わりを感じさせてくれますが、
今年はかなり遅くまで、葉が緑みどりしていたのですが、このほどほとんどが枯れ、
昨晩の季節風で、いまごろはすっかり落葉しきっていると思われます。

 ゴホッ、ゴホゴホ、ゴホン・・・。風邪です。皆さんも気をつけましょう。

内船八幡さんの大イチョウ [巨木・記念木・気になる木]

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 南部橋(新橋)の上から内船のエリアを眺めました。
青空がきれいでした。
針葉樹を主体とする山の色も、ところどころ紅葉がとび、きれいでした。
画面のほぼ中央に白っぽく南部町文化ホールの建物が見えています。

 さて、そんな中で、あの黄色の、何だろう。

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 どう見てもイチョウの木です。それもとても大きい・・・。
イチョウの手前に赤い鳥居が確認できます。
どうやら神社のご神木のイチョウの木らしいです。

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 もっと望遠。
立派な木ですね。
 後で調べて分かったことですが、「内船八幡神社のイチョウ」だそうです。
南部町の指定文化財・天然記念物なんですね。どおりでりっぱなものだ・・・。
イチョウの木の太い幹を見つめていると、その右手に別な太い幹が確認できました。
こちらの方は、大クスノキなんだそうです。

 今度折を見て、これらの木に会いに行きたいですね。

ユリノキだより2011晩秋 [巨木・記念木・気になる木]

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 県立考古博物館の周辺に広がる曽根丘陵公園、
そこにはいくつかの場所にユリノキが見られます。
上の図は、公園の案内板の写真に、そのユリノキの分布を落とし込んだもので、
その初版は、2007年5月26日の「ユリノキ・マップ」という記事で取り上げています。
今回は少し修正をして再掲してみたもので・・・仮にユリノキマップ2011とします。

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 これは考古博物館の西側の「日本庭園」と称されている空間を西側から、
すなわち考古博物館側に向かってみたものですが、
芝生の広場の向こう側にひときわ背の高い木、それらが皆、ユリノキです。
ちなみに2007年5月の記事の3点目の写真とほぼ同じ方向で見たものです。
 3本に見えますが、実は4本。すでにみな葉を落としてしまっています。
ユリノキマップ2011のAでありました。

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 こちらはユリノキマップ2011のBに当たる木で、木の下からの見上げです。
ここでもほとんど落葉していますね。

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 こちらはユリノキマップ2011のDです。
このDの木は、日当たりが他のに比べよくないせいでしょうか、まだ葉が散り残っています。

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 根元に近い下枝につく葉を一枚ねらってみました。
黄色の色付きをしています。
緑からこの黄色に連続的に変化して、さらに散る間際には、赤味が強くなります。

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 で、Dの木のまわりに散っていた一枚の落ち葉。
先ほどの話のとおり、赤っぽくなってますね。

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 ユリノキの落ち葉、よく見るといっぱい露の水滴を湛えていました。
早朝に見たとしたら、きっと氷の粒、すなわち霜だったと思われますが、
この観察時刻はお昼少し前。真っ白だったであろう霜もこのとおりとなったのです。
それにしても、ユリノキの葉っぱの裏、水滴の表面張力をうまく引き出す仕掛けがあるみたい、
不思議です。

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 さて、今回最後の木は、ユリノキマップ2011のEです。
パッと見には、もう葉が全部落ちてしまったようですが・・・。

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 梢の方には、まだ赤くなった葉がいくつもしがみついていました。

 以上、2011年の「勤労感謝の日」に見たユリノキについてのお便りでした。
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